甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY

学生からの活動報告No.120

 私は8月21日水曜日に、KICC御影にほんごプラザで食料・生活用品配布会のボランティアに参加した。参加人数は学生が4人とボランティアを主催されている方3人の計7人だった。

 この配布会では、前日までの準備として14日水曜日と19日月曜日に2時間程度の買い出しと荷物の運搬があった。当日は、10時から会場で食料を並べるなどの準備と設営を行い、12時から17時まで活動を行った。配布したのは、米・インスタント食品・飲料・調味料・菓子類などの食料品と、洗剤・生理用品・歯ブラシ・歯磨き粉などの生活用品である。日本米以外の米や、ハラールミートを使用したイスラームの方向けの食料も配布されており、日本人以外の方にも対応した配布会となっていた。私たちは会場での受付や、外国人の方への食料品の説明を行った。また、できるだけ多くの方が食料や生活用品を受け取れるように配る個数にも気を付けた。配布会の開始から1時間ほどは特にたくさんの方が訪れた。日本人の年齢層はさまざまで、親子で来られた方たちや高齢者も多くおり、他には東南アジアから来たと思われる学生の方たちや、イスラームの方もいた。今回は約50名の方が会場に訪れており、この活動はたくさんの方々の生活の支えになっていると感じた。

 15時からは、会場にて警察の方による「交通ルールについて」をテーマにした講演が行われた。ちょうど配布会に来ていた外国人留学生の方々が参加され、私たちも聴かせていただいた。留学生の方の反応を見ていると日本のルールを知らない方が多く、生活の支援だけでなく、日本での暮らしに必要な「知識」を教えるという支援も大切なのだと気づかされた。

 活動は準備も含めると7時間と長かったが、訪れた方に感謝されると嬉しく、ボランティアに参加できて良かったと感じた。また、配布会を通して、普段は関わらないような方々や社会問題に触れることができ、想像ではない実感としての経験ができたと感じた。

 

文学部 歴史文化学科 1年  山野颯葵