関西湾岸SDGsチャレンジのフィールドワークとして外来生物展示センターに訪れました。初めに展示センター内を見学し、アライグマのはく製やアメリカザリガニなど、その他多くの外来生物について説明していただきました。特に外来生物のツヤハダゴマダラカミキリをペットボトルに捕まえて六甲アイランドで回収する「カミキリポスト」(6〜8月に設置)については、私たち市民も生物多様性を守る取り組みに参加できる手段が身近にあることを学びました。カミキリポスト以外にもペットボトルに捕まえ、写真を撮影して連絡することで生物多様性を守ることができると知りました。
その後、質疑応答として外来生物展示センターの活動や外来生物についての現状、市民の意識についてご回答していただきました。
展示センターの活動については、外来生物に興味や関心を持ってもらうためにイベントを開催していることを伺いました。今年開催した「食べるイベント」では、外来生物グルメをコース料理として食べることで外来生物について楽しく学べたことが分かりました。
市民の意識については、AIにより動植物を判定するスマホアプリBiomeで夏休みに市民参加型の調査を行っていることや、神戸市ではBiomeでこれまでに約1100件報告されていることを伺いました。1人ではどの生物か分からない場合でもBiomeではすぐに調べることができるため、生物への知識が少ない方にも使っていただきやすいと考えられます。
外来生物やはく製を間近で見ることは初めてであったため非常に充実した時間であり、外来生物に対する学びに繋がりました。このフィールドワークで得た知識を活かして、最終発表に向けて取り組みたいと思います。
みなさんも是非外来生物展示センターに訪れ、Biomeアプリで生物について学ぶことで生物多様性を守りましょう!
文学部社会学科 3年 楠本花梨