甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY

学生からの活動報告No.183

 私は、私が所属・活動しているなんティアの企画チームの学生と共に、多文化共生センターが主催する食料配布会に運営スタッフとして参加しました。私は自前の買い出し作業、当日の受付業務、訪れる方への誘導業務を担当しました。当日には、日本人・外国人合わせて約50人の方々が訪れ、本イベントに対する需要が非常に高いことが見て取れました。訪れる方の年齢層や国籍は幅広く、用意されている食料は、文化的側面を考慮して、外国の方に馴染みのある食料が一定数取り揃えられていました。また、センターの職員の方々は様々な言語を用いて訪問者の対応をしていました。

 この活動から得られた学んだことは、多文化共生の実現には、文化と文化を繋ぐ、架け橋となる存在が必要不可欠だということです。異なる文化や背景を持つ人々が平等な機会を得るために、多言語での対応や異国の食材の用意などの様々な工夫が行われていました。また、このセンターでは、食料配布だけでなく、日本での交通ルールなどの日常生活に必要な情報を提供するイベントを、定期的に開催しています。

 このボランティア活動を通して、多文化共生の重要性や文化間を繋ぐ存在の必要性について学ぶことができました。今後も様々な団体の活動に参加し、活動団体の活動意義や地域課題などについて、学びを得たいと感じました。そして、活動で得た学びを活かして、自身の課題解決力・行動力を伸ばす機会を創ることを目標に、活動を継続したいと考えています。

経済学部経済学科 1年  中川あかり