甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY

学生からの活動報告No.95

 2023年8月20日と9月17日に、はぐねっと♡ひがしなださんの学習支援ボランティア活動に参加しました。当団体は、子どもの居場所づくりを目的として、地域の子どもを対象に学習支援事業「はぐねっと自習室」と地域の皆さん誰でも利用できる食堂事業「はぐねっとカフェ」を行っています。

 活動として、本庄児童館で地域の子どもたちの学習のサポートをし、お昼には児童館の1階のはぐねっとカフェでカレーライスを一緒に食べました。

 8月20日は、小学生は5名来ていて、ボランティアに参加した人は6名だったので、ほぼ1対1でサポートをしました。私がサポートをしたのは小学3年生の女の子でした。その女の子は漢字と算数のドリルを持ってきていました。ドリルのような単調な宿題だと、小学生はすぐに飽きてしまって集中力がなくなったり、姿勢が悪くなったりすることが分かりました。そのような状況にならないために、漢字と算数を交互にやるなど単調にならないように意識しながらサポートをしました。また、間違いがあれば正解を分かりやすく、且つちゃんと自分で答えにたどり着けるようにヒントを出すということが難しいと感じました。

 9月17日は、前回よりも子どもたちが増え、私は3人の子どもたちの学習をサポートしました。3人の様子を見ながら1人に偏らないようにサポートすることが難しかったです。学習を教えているときに「なんでこうなるの?」という質問が多くあり、一緒に答えを考える段階で、小学生なりの発想力で答えを導き出しており、私にはなかった考え方にとても感心させられました。お昼の時間には3人の子どもたちと一緒にカレーライスを食べました。子どもたちが食事中に座りながら鬼ごっこをし始めたので、じっとさせるようにすることがとても大変でした。食事が終わり、限られたピースの中でパズルを組み合わせていくゲームを一緒にしました。私もやってみましたが、1つ完成させる間に子どもたちは4つほど完成させており、子どもたちの頭の柔らかさを実感しました。

 2回の学習支援ボランティアに参加してみて、私は以前から子どもに少し苦手意識があったのですが、この活動を通して苦手意識がなくなりました。また、一緒に学習をしていて子どもなりの考え方やものの見方に感心することが沢山ありました。実際に子どもたちと会話したり一緒に学習をしたりしていくなかで、克服できたことや気づいたことが沢山あり、この活動に参加して本当に良かったです。ボランティアに初めて参加して、ボランティアは様々な年齢層の方と触れあえる貴重な時間だと思いました。地域のために何か助けになることが、自分のなかでの新たな発見や成長にもつながるということを学びました。