能登半島地震での災害ボランティアの活躍が報じられていますが、家財の片付けなど身体を使った比較的ハードな活動の様子が報道されることが圧倒的に多く、傾聴活動や子どもの支援など本来さまざまな活動があり得る災害ボランティア活動の多様性が十分に伝えられていません。また、今回の災害では、発災当初に行政を中心としてボランティア活動を抑制するメッセージが発信され、宿泊や道路の破損等の事情があったとはいえ、同程度の被害状況である熊本地震と比較すると10分の1程度のボランティアしか活動していないとの指摘もあります。
そこで、一人ひとりの“つぶやき”を政策提言にまでつなげることをめざして活動する足湯のボランティア活動の取り組みから多様なボランティア活動の可能性を学ぶとともに、ボランティア活動の協力の求め方について現場からの問題提起を受けて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
なお、本講演会は、「地域ファシリテイト」の授業の一環として実施します。
<★こんな人におススメ>
・体力に自信がなくても参加できる災害ボランティア活動に興味がある人
・前期や夏休みに参加できるボランティア活動を探している人
・テーマに関心がある人 など
日 時◆2024年5月29日(水)16時30分~18時00分
場 所◆岡本キャンパス 2-51教室(2号館5階)
演 題◆能登半島地震 災害ボランティアのいま
~“つぶやき”を政策へ 足湯ボランティア活動を中心に~
講 師◆被災地NGO恊働センター 代表 頼政良太
(関西学院大学 人間福祉学部 社会起業学科 助教)
聞 き 手◆岡村こず恵(全学教育推進機構 全学共通教育センター 特任准教授)
主催・問い合わせ◆甲南大学 社会連携機構 地域連携センター
参加申込◆下記URLより【5月27日まで】にお申し込みください。
https://forms.office.com/r/s7MAnM007V
▶チラシ