甲南高校との活動は、高校生たちが学校の食堂で使われている割り箸の大量廃棄に疑問を持ったことがきっかけで始まりました。高校生たちは先生から六甲山の竹林問題について教えてもらい、竹を利用した箸を作り「マイ箸」として普及することで、割り箸の使用を減らすだけでなく竹林問題の解決に貢献できるのではないかと考えました。
私たちは活動を通して得られた知識や経験を共有することで高校生の取り組みを応援し、放置竹林問題に取り組む仲間を増やしていきます。
▼第1回 6月11日(日)
6月11日(日) の朝から神戸市北区大沢町で活動をしました。
参加者は、プロジェクトメンバーの甲南大学生4名、甲南高校の学生3名、甲南高校教員、大沢町で活動している吉田さんです。
スケジュールは以下の通りです。
1.甲南高校生と竹についての学習
2.竹に触れてもらい、竹を「切る」「割る」という体験
3.田植え体験
4.文化祭に向けてアイディア交換
竹について実際に生えている竹を見ながら竹の特徴などについて学習した後、甲南高校生3名に対して竹に触れ、竹を「切る」「割る」という体験学習を行いました。ノコギリや竹割り器の使い方を教えながら体験してもらうことで、竹がいかに硬く、竹を刈るのは大変だということを体感してもらえたと思います。
高校生が竹をノコギリで切る様子
高校生が竹割り器で割った竹
また、田植え体験もさせて頂き、全て手作業での田植えの大変さを体感しました。
全員で一生懸命取り組んだので、終わったあとは非常に達成感を感じました。
また、9月30日と10月1日にある甲南高校での文化祭にて、竹を用いたワークショップを行うため、高校生と大学生がそれぞれアイディアを出し竹の活用方法について話し合いました。今後も竹に興味を持ってくださった高校生と協力して、放置竹林問題の解決に向けて取り組んでいけたら嬉しいです。
(文学部3年 久保千尋)