地域連携センター(KOREC;コレック)の学生コーディネーター「なんティア」の広報チームの最も重要な目的は、甲南大学のボランティア参加者数を増やすことです。そこで私たちは、チラシを通じた活動の告知、アンケート調査、SNSの活用に取り組みました。
◆対等な立場である学生が、甲南生のボランティア相談に応じる
まず告知した活動は、「学生ピア相談」です。学生ピア相談とは、学生コーディネーターが甲南生のボランティア活動の相談に応じる活動で、ピア(peer)とは仲間や対等の者、という意味です。学生コーディネーターのこれまでのボランティア経験や、学業・アルバイトの両立など、学生が気になることを、同じ学生の立場で、みなさんに寄り添って相談に応じます。この活動を紹介するチラシを作成し、地域連携センターの場所、TwitterアカウントのQRコードも掲載しました。教職員の皆様のご協力を得て、授業時に紹介の時間をいただき、約270名の学生に告知することができました。
学生ピア相談活動を告知するチラシ
◆ボランティア活動に関心をもつ甲南生は少なくない
次に、甲南生を対象に、地域連携センターの認知度やボランティア活動などに対する意識についてのアンケート調査を実施しました。調査期間は2021年12月2日~10日、インターネットによるアンケート調査で、教職員の皆さんの協力を得て、主に1年生の履修者が多い授業にて調査協力を求めました。配布数は273、有効回答数は147、回答率は53.8%です。調査結果では、7割近い学生(68.7%)がボランティア活動にすでに参加したり、関心を持ったことがあると回答しています。一方で、4割を超える学生が「ボランティア活動に関心を持ったことはあるが、活動に参加したことはない」(44.9%)と回答していることから、彼らをいかに活動の参加に繋げるかが課題であることが分かりました。今後の活動の根拠を、数値でも得ることができました。
「甲南大学生に対する地域連携センター(KOREC)の認知度、
およびボランティア・地域連携活動に関する意識調査」(2021年12月)より
◆公式LINEを開設して告知活動開始!
最後に、SNSを利用するため、2021年12月17日に地域連携センターの公式LINEを開設しました。まず初めにLINEの運用ルールを作成したうえで、デザインなども工夫しながらLINEアカウントを作成しました。私たち広報チームがボランティア情報やイベント情報などの原稿を作成し、「友だち」追加をしていただいた人に情報を発信します。より積極的に情報を集めている人に、働きかけていくことができると考えています。
開設した地域連携センター公式LINE(2021年12月17日開設)
チラシ作成や、アンケート調査、LINEアカウントの作成の全てが初めてであり、戸惑うことも多かったですが、それ以上にたくさんのことを学びました。チーム全員で協力し、無事に成し遂げることができました。
広報チームを代表して
経済学部経済学科 2年次生 前田 心
KOREC学生コーディネーター「なんティア」 広報チームメンバー
経済学部経済学科 2年次生 前田 心
経済学部経済学科 1年次生 佐々木 亮哉
経営学部経営学科 1年次生 橘 美奈
理工学部生物学科 2年次生 田村 百花
経営学部経営学科 1年次生 丸橋 正幹
(指導教員:共通教育センター特任准教授 岡村 こず恵)