甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
23.1.12

【学生コーディネーター「なんティア」】2022年度の活動に関する評価と次年度に向けて

 2022年度、私たちは「知名度を向上させる」、「輪を広げる」、「ハードルを下げる」を目標に活動に取り組みました。「知名度を向上させる」とは、「なんティア」の知名度を向上させること、「輪を広げる」は、地域との輪や「なんティア」と関わる人との輪を広げること、「ハードルを下げる」は、ボランティア参加へのハードルを下げることです。

 

 目標に対する評価方法は、「なんティア」メンバーへのアンケート調査です。評価基準は、各目標に対して4段階(1:全く達成できなかった,2:一部達成できた,3:予定通り達成できた,4:予定以上に達成できた)とし、回答率は90.0%(回答数18名)でした。

 

 調査の結果は、図1の通りです。まず「知名度を向上させる」に対しては、「一部達成できた」との回答が72.2%。イベントやピア相談の実施、SNSでの情報発信により、一定数の知名度を得た手ごたえがある一方で、「まだ周囲の友人などに知っている人がいない」という声もあり、甲南生に対して知名度を向上させることは課題を残しました。

 次に、「輪を広げる」に対しては、「一部達成できた」,「予定通り達成できた」との回答がともに38.9%。「イベントを通して地域団体との関係を築けた」、そして「他大学との交流など繋がりが増えた」など概ね高評価でしたが、「輪を意識する場面がなかった」との意見もありました。

 

 最後に、「ハードルを下げる」については、61.1%が「一部達成できた」と評価しました。イベントの実施やボランティアの冊子の作成、情報発信などハードルを下げるための活動に積極的に取り組みましたが、ピア相談やイベントに参加する学生が少ないことから、実質的にハードルを下げられたとは言えない結果となりました。

 

  

 

 この結果から、できた部分も多くある一方で、課題も発見できた一年でした。「なんティア」という団体は、個々が成長できる場であり、メンバー一人ひとりのつながりを強化することで、「なんティア」のさらなる活性化、そして甲南生への還元につながると考えます。来年度は、これまでの活動の継続や新たなアプローチの仕方で、ピア相談の来訪者やイベントへの参加者が増えるなど、効果が具体的で客観的な数値に示せるよう活動に力を入れたいと思います。

 

KOREC学生コーディネーター「なんティア」

代表 佐々木 千菜津(マネジメント創造学部3年生)