甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
26.1.23

【放置竹林問題に取り組むBambooにThank youプロジェクト】第二回BambooにThank you マルシェを開催しました!

       

       

 甲南大学では、SDGs実践プロジェクトの一環として放置竹林問題の解決に取り組んでいます。

 放置竹林問題とは、放置されて竹林が引き起こす社会問題・環境問題のことです。伐採する人手が不足していることや、竹の利活用先が昔と比べて減っているということが原因として挙げられます。

 そこで私たちは、①竹の定期的な伐採、②竹の利活用先を増やす、③問題の認知拡大を行うという三つを軸に、これまで様々な活動を行ってきました。

 

 今回は、第二回バンブーにサンキューマルシェを開催いたしましたので、報告します。

 

詳細

・主催:甲南大学BambooにThank you Project

・共催:URBAN PICNIC

・日時:2025年12月21日(日)

・場所:東遊園地内 噴水広場前URBAN PICNIC イベントスペース

    (〒650-0001 神戸市中央区加納町6-4-1)

 

イベントの内容

はじめに

 私たちBambooにThank you Projectはこれまで数多くのイベントに参加し、放置竹林問題についての啓発活動を行ってきました。その中で、まだまだ多くの方に問題について知られていないという現状を受け、少しでも多くの方に楽しみながら竹に触れてもらい、放置竹林問題について学ぶきっかけを提供したいという思いからイベントを開催することになりました。今回で2回目のイベント開催となり、雨天ではありましたが、多くの人に楽しんでいただけました。

 

プロジェクトの活動紹介・発表

 雨天により、屋外での発表が不可能になり、 URBAN PICNIC イベントスペースで私たちプロジェクトの活動紹介の発表を行いました。私たちの活動を多くの方に聞いていただいた他、質疑応答の時間を設けることで意見交流をすることができ、有意義な機会になりました。

       

                     (発表の様子)

 

竹にまつわる団体の出店・出展

 

       

                  (出展団体様との集合写真)

 

 神戸市を中心に放置竹林問題に取り組まれている団体様や、竹にまつわる商品の販売を行う団体様など計5団体様に出店・出展いただきました。各団体が「作る」「遊ぶ」「学ぶ」「味わう」など様々な方法で竹の活かし方を発信してくださりました。竹にまつわる団体が一堂に会し、ネットワークを作ることに貢献できました。

 

    

                神戸市環境局 資源循環課様

         生ごみを分解するコン ポストの一種 「キエーロ」の展示

 

       

                 神戸市都市局地域整備推進課

            多井畑西地区での里地・里山の 取り組みに関する展示、

               長田商業高校生徒が商品化した竹炭脱臭袋「竹結び」

 

       

                道場町移住促進チームたすき

     竹の利活用として開発した クラフトビール「DOJO KAGUYABREW」の 展示、販売

 

   

             ひめじ西里山サポート倶楽部

         竹炭パンの販売、 こども食堂×竹に 関する展示・発表

 

     

                淡河バンブープロジェクト 

          竹菜メンマ、 竹細工の展示・販売、 竹のはたき作り

 

屋外ワークショップ

 私たち BambooにThank youプロジェクトは屋外にテントを設置し、屋外の噴水広場前にて竹を絡めたワークショップを開催しました。雨天により来場者は比較的少なかったものの、シンプルに竹を感じられるワークショップにはお子様などが喜んで参加してくださいました。

 

    

                     (設営の様子)

 

竹を使った縁日

 屋外の噴水広場前では、子供たちに楽しんで竹に触れてもらうこと、私たちが取り組んでいる放置竹林問題を身近に知ってもらうことを目的に、射的・輪投げ・宝探し・ピンボールといった、竹を使った縁日を開催しました。当日公園に遊びに来ていた子供たちに楽しく遊んでもらうことができました。

     

       (宝探し)           (射的)           (ピンボール)

 

スタンプラリー

 今回のイベントでは、来場者様に出展団体様を含めた様々なブースに回っていただくことを目的に、クリスマススタンプラリーを企画しました。

 全てのスタンプを集めることで竹にまつわる景品を獲得することができ、大いに盛り上がりました。

 

                 (スタンプラリー用紙)

 

ラジオ放送

 テント内で今回のイベントを開催するにあたっての思い出やこれからの抱負などを述べたラジオ企画を行うことで、楽しく放置竹林問題と私たちの活動を多くの方々に知ってもらうようにしました。

 

    

                     (放送時の様子)

 

竹のクリスマスツリー

 イベントの目玉として、イベントをより多くの年代に楽しんでもらえることを目的にプロジェクトメンバーが伐採した竹を活用し、メンバーを中心にクリスマスツリーの設計・制作・展示を行いました。

 多くの方々にご好評をいただいた他、写真撮影をしてくださった方もいらっしゃいました。約2mの巨大なクリスマスツリーは骨組みや中心部分も竹で制作し、華やかにライトアップされ今回のイベントを象徴するオブジェとなりました。

 

    

     (組み立て時の様子)           (ライトアップの光景)

 

クリスマスイベント

 

開催時間:16時〜17時

参加者:プロジェクトのメンバー10人

 

 私たちはよりこの問題を身近に感じてもらうため、季節に合ったクリスマスのホームパーティーと掛け合わせて、短く切った竹を使ったミニゲームを4種類行いました。

 1つ目は竹の黒テーブルクロス引きです。これはいくつかテーブルの上に並べて残った竹の数で勝敗を決めるゲームです。最高記録は、10個設置して4個残る結果となりました。

 2つ目は竹取りゲームです。これは初めにいくつか自分の陣地である椅子に置きます。スタートと同時に相手の陣地の竹を取り合い、最終的に1番多く竹を獲得したチームが優勝です。これは体力と頭脳を要するゲームでしたので、大差が生じる結果となりました。

 3つ目は、竹入れピン球チャレンジです。ボーリングのように穴が空いた竹の輪っかを並べました。そしてある程度の距離からピン球を投げるという競技です。実際にやってみると、プロジェクト全員の中で唯一1人だけ入れることができました。入るまでがとても大変ですが、入った瞬間や縁に当たった際も、ドキドキ感が満載のゲームで大成功でした。

 4つ目は竹止めチャレンジです。これは点数のエリアをいくつか設け、遠いかつ狭いエリアにめがけて、竹を転がしてぴったりと止めることで、高得点を狙えるというゲームです。こちらも竹が止まる際のドキドキ感が満載で大成功でした。

 

    

    (竹テーブルクロス)       (竹入れピン球チャレンジ)     (竹止めチャレンジ)

 

 以上4つのゲームで使用したものは、短く切った竹を10個とテーブルクロスとピン球の3つだけです。限られた竹で考えるゲームはとても難しかったですが、誰でも気軽に楽しめることを意識することで、パーティーゲームにおける新たな活用方法を考え、実践する機会になりました。今回は雨の影響でプロジェクトのメンバーのみの参加となりましたが、今後のイベントやブース出店でいくつかのゲームを実践したいと考えています。ぜひお楽しみにしてください。

 

活動を通して

 本イベントの開催にあたり、URBAN PICNICの皆様、出店・出展してくださった団体の皆様、甲南大学の職員の皆様、一十土の吉田彰さんをはじめ、準備・運営に関わってくださったすべての皆様、そしてご来場いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

 今回のイベントでは、「竹の利活用」をテーマに、放置竹林問題を楽しみながら知ってもらうことを目標として企画を行いました。出展団体の皆様は、一般には課題と捉えられがちな竹を地域資源として活用しており、その取り組みを通して私たち自身も多くを学ぶことができました。

 また、出展者の方々との交流を通じて、協力体制の築き方、人手の確保、技術の継承方法、竹の製品化の過程など、今後私たちが活動を進めていく上で参考となる貴重な知見を得ることができました。

 イベント当日は雨天となり、東遊園地を訪れる来園者が少なく、想定していた来場者数には至りませんでした。しかし、環境問題に関心を持って来場してくださった方々や私たちの関係者には、展示やワークショップ、縁日などを通して竹に触れ、放置竹林問題について知る機会を提供できたと感じています。

 また、本イベントの大きな成果の一つとして、竹のクリスマスツリーを完成させることができました。クリスマス時期の開催に合わせ、「竹でクリスマスツリーを制作する」という企画のもと、安全性を考慮しながら設計士の方にも相談し、制作を進めました。ロープの結び方や装飾、ライトアップを工夫することで、日没後にはより一層美しく映えるシンボルとなり、イベントを象徴する展示物となりました。

 今回のサンキューマルシェは、授業内で行う他のイベントや取り組みと並行して準備を進めていたため、スケジュール管理や作業量の面で課題もありました。しかし、「放置竹林問題について知ってもらいたい」「竹の活用方法を伝えたい」という共通の思いのもと、メンバーが協力して準備・運営に取り組むことができました。本イベントを通して、主体的に企画・運営を行う貴重な経験を得ることができました。

 日常生活の中で、竹が社会的・環境的な問題となっていることに気づいている人は多くありません。今後も、このようなイベントを通じて認知拡大を図るとともに、竹の利活用の可能性を伝えていきたいと考えています。また、今回出展いただいた団体との交流を継続し、将来的には神戸市や兵庫県において、放置竹林問題に取り組む団体同士のネットワーク形成にも取り組んでいきたいです。

 最後になりましたが、改めて本イベントに関わってくださったすべての皆様、そしてご来場いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

 BambooにThank you Projectは、インスタグラムにて随時、活動の報告をしています。是非ご覧ください。

(BambooにThank you Project Instagram:@bamboo_thankyou https://www.instagram.com/bamboo_thankyou/?igsh=dmNvYXMyMW9xZTV4&utm_source=qr

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