甲南大学ではSDGs実践プロジェクトの一環として放置竹林問題の解決に取り組んでいます。
放置竹林問題とは、放置されて竹林が引き起こす社会問題・環境問題のことです。伐採する人手が不足していることや、竹の利活用先が昔と比べて減っているということが原因として挙げられます。
私たちはこれまでに、竹の利活用先を増やすことを目的に、竹灯籠や竹ペレット製品、竹炭や竹チップなどさまざまな加工方法について学び、実践してきました。
今回は、神戸市北区淡河町が拠点である淡河バンブープロジェクト様の活動に参加させていただき、竹の利活用方法の一つである、竹籤(たけひご)作りを教えていただきました!
*地域プロジェクト「SDGs実践プロジェクト~放置竹林問題を考える~」
(担当:久保はるか)
詳細
日程:2024 年 10月 5日(土)
場所:神戸市北区淡河町 シェアスペース結〜ムスヒ〜
参加者:学生2名・担当教員1名
活動の流れ
1.竹の伐採・運搬を行い、竹籤作りに適切なサイズへの切り分けを行います。
(竹を運び出す様子) (竹を切断する様子)
2.次に竹に1cmごとに目標を入れ、その目標に合わせ竹鉈を使い、縦に割いていきます。
(竹に1cmごとに目標を入れる様子)
(竹を割いていく様子)
3.縦に割けた竹に鉈を入れ、次は厚みをなくしていきます。薄くなるまで何回かに分けて行うのですが、ここが一番難しかったです。
(竹の厚みをなくす様子)
厚みや太さを揃え完成した竹籤は、さまざまな編み方で、竹かごや竹ざるなどに活用されます。
竹かご作りというと、これまで編む作業を想像していましたが、編む作業以上に、竹籤の準備が大変な作業であり、またかごの完成形を良くするための最も大切な工程であることを知りました。
今後も竹籤を使った、綺麗な竹かごや竹のバッグなどを作れるように特訓したいと思います。
(家で作成した六目編み竹かご)
知能情報学部4回生 阪崎祐太