甲南大学ではSDGs実践プロジェクトの一環として放置竹林問題の解決に取り組んでいます。
放置竹林問題とは、放置されて竹林が引き起こす社会問題・環境問題のことです。伐採する人手が不足していることや、竹の利活用先が昔と比べて減っているということが原因として挙げられます。
そこで私たちは、竹の利活用先を増やすことを目的に、これまで様々な活動を行ってきました。
例えば、子供向けの竹を使ったワークショップや、竹のクリスマスツリーや灯篭の展示などです。その中で出た竹の廃材は捨てるのではなくチップや竹炭にし、土に還すといった循環にも意識をして取り組んでいます。
さて今回は、神戸市北区山田町小部(鈴蘭台)にある極楽寺様ご協力のもと、この地域で現地活動(伐採)を行い、竹チップの作成を行いましたのでご報告いたします!
*地域プロジェクト「SDGs実践プロジェクト~放置竹林問題を考える~」
(担当:久保はるか)
詳細
日程:2024 年 11月 23日(土)
場所:神戸市北区山田町小部 極楽寺とその周辺の竹林
参加者:学生8名・地域ボランティア3名
活動協力:極楽寺 (〒651-1101 兵庫県神戸市北区山田町小部北ノ谷3)
活動の流れ
・まず竹チップを作成するための竹の伐採を行います。この鈴蘭台という地域では太い竹が多く、それらが腐り、倒れているものもありました。倒れているものを取り除きながら、成長した竹の伐採も行いました。
(竹林の伐採を行っている様子)
・次に、伐採した竹をチップ作業場所まで運搬を行います。今回はわずかな距離でしたが、効率性を考え、軽トラックでの運送を行いました。
(竹林の運搬を行っている様子)
・運搬した竹をチッパー機にかけ、チップの作成をしていきます。
また、できたチップを袋詰めします。
(竹のチップ化を行っている様子)
当日は朝から夕方まで行い、30kgの米袋が合計20袋以上のチップを作ることができました。
活動を通して
今回の現地活動では、プロジェクト史上初となる、学生主体で、チッパー機のレンタル申請・運搬を行い、チップの作成を行いました。
多くの有識者の方に助けてもらいながらではありましたが、チッパー機を学生で申請し、利用したことで、より放置竹林を含めた環境問題の解決に向けての知識・技術を深めることができたと思います。
これからもこのような活動を続けていきたいと思います!
また、今回作成できた竹チップは、これから活用方法を検討していきます。
もし、使いたいという方や活用方法をご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!
また、BambooにThank youプロジェクトでは、インスタグラムにて随時、活動の報告をしています。ぜひご覧ください。
(BambooにThankyouプロジェクトInstagram:
https://www.instagram.com/bamboo_thankyou/?igsh=dmNvYXMyMW9xZTV4&utm_source=qr)
(知能情報学部4回生 阪崎祐太)