甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
24.1.5

【KOREC学生コーディネーター「なんティア」】安心してボランティアに参加してもらえるように~voluncheer(ボランチア)ガイドの作成~

 KOREC学生コーディネーター「なんティア」の地域連携チームでは、ボランティア活動に関心のある甲南大生を対象にボランティアを紹介する冊子「voluncheer(ボランチア)ガイド」を作成しました。

 

     

            「ドナルド・マクドナルド・ハウス神戸」紹介記事

 

     

             「多文化共生センターひょうご」紹介記事

 

 voluncheerガイドとは、私たち学生コーディネーターがボランティア活動に参加した経験をもとに、その活動やスケジュールを手描きの冊子で紹介するものです。冊子名は、volunteer (ボランティア) と cheer (チア、応援する)を掛けたものです。学生ピア相談において、この冊子を通じて、甲南大生がボランティア活動に参加する後押しをしたいという、学生コーディネーターの願いを込めています。 これらはボランティアのイメージをより明確に持ってもらい、一人でも多くの甲南大生のボランティア参加につなげることを目的として作成しています。そのため、実際に活動した際の写真を掲載したり、イラストを描いたりして見やすくなるように工夫し、親しみやすさを感じてもらえるよう手描きでまとめています。

 

◆実際にボランティアを体験してみて

 今年度は、医療・福祉分野の「ドナルド・マクドナルド・ハウス神戸」、国際交流分野の「多文化共生センターひょうご」の二団体を取り上げました。ドナルド・マクドナルド・ハウスでは、清掃活動が中心だったため、特に苦労することもなく楽しく作業ができました。実際にボランティアに参加されている方はご年配の方が中心です。普段私たちが年配の方とお話しする機会は自身の祖父母のみなので、新鮮な気持ちになれて楽しかったです。

 一方、多文化共生センターひょうごでは、イベント運営補助の活動に参加しました。多文化共生をテーマとしたイベントです。世界各地の料理が食べられる屋台や、民族衣装の体験ブース、日本に住む外国人とのトークイベントが開かれ、五感で外国文化と触れ合うことができるコーナーがそろっており、地元住民の方を中心に、終始多くの来場者でにぎわっていました。イベント当日だけでなく、準備活動のボランティアから通して取材したことで、イベント開催には事前に行う裏方での準備を十分に行うことが重要であることを体験しました。また、準備活動及び当日の役割には、表で人と直接かかわるものと、裏でサポートするものとの両方があり、ボランティアに参加する人のやりたいこと、得意なことがなるべく生かされやすいという強みを、取材を通して見つけることができました。

        

            「多文化共生センターひょうご」のイベントボランティアの様子

 

◆メールのやり取りに苦戦

 Voluncheerガイド作成にあたり、特に苦労したのはメールでのやり取りです。企業とのやり取りであり、正しい日本語、正しい敬語であることが求められます。これまで企業の方や団体の方、ましてやメール上でやり取りした経験はありませんでした。先生や先輩にメール文を確認してもらいながら進めました。普段気にすることのない、正しい敬語を考える経験となりました。

 これらの活動が、ボランティアに関心のある甲南生の手助けとなり、ボランティア参加が活発になるよう、貢献できればと考えています。

 

地域連携チームを代表して

経済学部1年生 岡野将太

経営学部1年生 田村凌雅

 

KOREC学生コーディネーター「なんティア」

地域連携チームメンバー 

経済学部3年生 松居ももか

経済学部2年生 弘中美緒

文学部社会学科2年生 森川遥菜

文学部社会学科2年生 上間拓人

法学部1年生 橋本育明

法学部1年生 阪上優志