甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
25.9.30

いなみ野ため池ミュージアム協議会 シリアスゲーム開発に取り組んでいます!(経済学部・石川ゼミ)

兵庫県は全国一のため池数を誇りますが、農家の減少や高齢化の進行等を背景に、ため池の持続可能な維持管理が大きな社会課題として位置づけられています。
この社会課題を解決すべく、本学経済学部・石川路子教授が「いなみ野ため池ミュージアム協議会」と連携し、ため池の課題を学び行動につなげるといった社会課題解決型のボードゲーム、いわゆるシリアスゲームの開発に取り組んでいます。
 
 
このゲーム開発においては、東播磨県民局を主体に、民間事業者に加え、ため池に関わるステイクホルダーや石川ゼミの有志学生と協働しながら、プロトタイプを作り上げてきました。
 
 
その後、このプロトタイプを参考にしつつ、石川ゼミの学生らが中心となり、改めて現地でのフィールドワークや関係者へのヒアリング調査を実施し、ゲームの目的を再確認したうえで、ゲーム開発に取り組んでいます。
また、ゲームのプロトタイプについては「いなみ野ため池ミュージアム協議会」に関係する行政職員や地域の方々に何度も試行いただき、そこでいただいた意見を反映させるなど、ステイクホルダーの方々の想いを大切にしつつ、楽しみながらため池について学び、プレーヤー同士の対話を促す、魅力的なボードゲームを完成させつつあります。
 
 
なお、この独自のシリアスゲームは、11月下旬に開催されるフォーラムにてお披露目も兼ね、ゲーム体験会を実施する予定です。