甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
23.7.4

えん罪救済プロジェクト:協力したイベントが開催されました!

       

 えん罪救済プロジェクトが協力したイベントが6月30日に大阪で開催されました。

 本イベントは、えん罪救済プロジェクトの学生たちがボランティアとして参加するイノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)が、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)と共催して開催したものです。HRWが5月に「人質司法」に関する報告書を公表したことを受けて、IPJとHRWは今後数年かけて、えん罪の原因にもなっている「人質司法」とよばれる刑事司法のあり方を改革していくことを目指し、ともに活動していきます。プロジェクトの名称は「ひとごとじゃないよ!人質司法」。このプロジェクトの立ち上げを記念して開かれたのが、本イベントでした。

 

 会場には約90名、ウェブでさらに100名以上の皆様にご参加いただきました。イベントでは「人質司法」の本質がどこにあるのか、それがなにを引き起こしてしまっているのかを様々な観点から明らかにしました。人質司法はひとごとではなく、一人ひとりが「自分ごと」として人質司法を考え、一緒に制度の改革をしていく必要があります!*イベントの動画はこちら

 えん罪プロジェクトの学生らは、本イベントの設営や受付、案内、その他の運営などで活躍しました。他大学の学生、実務家、研究者など多分野の人たちと一緒に活動できるのも、本プロジェクトならではの魅力です。

 参加した学生のレポートを、近日中にアップします!

 

[本イベントに関する報道]

日経新聞 「『人質司法』議論 国際人権団体、大阪市でシンポジウム」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE173580X10C23A6000000/

朝日新聞「『人質司法』の問題を考えるシンポ 長期勾留の実態調査で改善めざす」https://digital.asahi.com/articles/ASR713HZQR6ZPTIL01H.html?iref=comtop_National_04

毎日放送「“人質司法”と批判される日本の刑事司法…ビジネスにも影響?専門家ら出席のシンポ」https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230701/GE00050800.shtml

 

[法学部教授・笹倉香奈]