甲南大学地域連携センター(KOREC:コレック)学生コーディネーター「なんティア」(以下、なんティア)の活動を開始しました。なんティアでは、KORECの教職員と協力しながら、甲南大学の学生と地域を繋ぐ活動を行っています。
活動は今年で5年目を迎えました。メンバーは、4年生5人、3年生6人、2年生9人に加えて、新メンバーの3年生1人、1年生4人の総勢25人で活動予定です(5月15日時点)。
地域連携センター学生コーディネーター「なんティア」メンバー
2025年4月30日撮影
今年度の活動目標を、次の3つとしました。①「ボランティア活動の魅力を伝え、参加につなげる!」、②「甲南大学内外での露出度を増やす!」、③「チームを超えた交流を増やす!」。2023年度になんティアで実施したアンケート調査結果より、ボランティア活動に関心を持っていながら、活動に参加していない甲南大生が50%以上もいることが分かっています。そのため、継続してボランティア活動の魅力を伝える必要があると考えています。また、昨年度、「KONAN未来サポーターズ募金」のご支援を受けてユニフォームやのぼり旗を制作しました。今年度はこれらを積極的に活用して、学内外でより認知してもらえるように行動します。最後に、チームに分かれて活動することが多くチームを越えた連携がとりにくくなっているので、今年度はなんティア全体で取り組む活動を増やします。
<新企画! 災害ボランティア活動調査プロジェクトについて>
今年度の新企画として、メンバー全員で「災害ボランティア活動調査プロジェクト」に取り組みます。阪神淡路大震災は今年で発生から30年となります。そんな節目の年に、神戸の街と関わりの深い甲南大学の学生として、当時ボランティア活動に取り組んだ人の経験や考えを知りたい、また、震災の記憶を継承する活動をしたいという思いから、インタビュー調査を実施する運びとなりました。11月に甲南大学で開催が予定されている記念シンポジウムにて、調査結果を発表する予定です。メンバー全員で年間を通して、一つのプロジェクトに取り組むことは初めてなので、私たちにとって大きな挑戦です。心に残る調査ができるように、学年やチームの枠を超えて、なんティア一丸となって取り組みます。
地域連携センター訪問の様子。新メンバー向けに職員さんから説明を受ける。
2025年4月30日撮影
<チーム活動について>
なんティアでは、全体での活動の他に、「企画チーム」、「広報チーム」、「コーディネーションチーム」の3チームに分かれて活動をしています。企画チームは昨年に引き続き、新しい地域団体と連携して、甲南大学生向けのボランティアプログラムを実施します。広報チームは、隔年で取り組んでいるボランティア活動についての意識調査を実施します。コーディネーションチームは昨年度好評だった「ボランティア情報展示・相談会」の回数を増やして開催予定です。どのチームも精一杯活動を行い、笑顔で1年を締めくくれるように取り組んでまいります。活動5年目を迎える「なんティア」を、どうぞよろしくお願いいたします。
地域連携センター学生コーディネーター「なんティア」代表
橋本 育明(甲南大学 法学部 3年次生)