甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
23.11.6

放置竹林問題に取り組むプロジェクト:王子動物園・竹ツリーイベント開催に向けて(第三回ワークショップ)

 甲南大学ではSDGs実践プロジェクトの一環として放置竹林問題に取り組んでいます。その活動の一つとして王子動物園での竹ツリーイベントが計画されています。そのイベントの打ち合わせを、関係者とともに、神戸市北区で行いました。

 

日程:2023年9月30日(土)

   10:00 三宮集合 バス出発

   11:00~13:30 竹ツリーのデザインワークショップ

   14:20~15:30 稲刈り

   〜17:00 三宮解散

場所:神戸市北区大沢町(一十土 吉田さん)

参加者:学生4名+教員

学外協力・参加者:設計事務所Muff、J:COMウェスト芦屋局

*地域プロジェクト「SDGs実践プロジェクト〜放置竹林問題を考える〜」

 (担当:久保はるか)

 

活動の流れ

 王子動物園の竹ツリーイベントに向けて、そのデザインについて設計事務所Muffさんと一緒に議論しました。最初に、竹をどのような形にできるのか、またどのような作り方をすると竹を活かしたツリーになるのかを話し合いました。話し合いでは竹を編むことや、普段は使わない枝の部分を使用するなど斬新なアイデアがでました。

      

   一十土のコワーキングスペースにて、竹ツリーのデザインについての話し合い

 

 次に、実際に竹に触れながら実現できる具体的なデザインを考えました。私たちで竹を刈り、幹と枝に分けたり竹を八分割して編んでみたりという作業をしました。真っ直ぐ生えている竹が工夫することで色々な形に変えられる点に驚きました。試行錯誤した結果、枝の部分を積み重ねてツリーの形にすることに決まりました。迫力もあり、安全面も考慮された素晴らしいツリーになると思います。

 

   

     竹を八分割している様子          ↑ 試作中の竹ツリー(竹の枝を使用しています

 

 

                竹を編んでいる様子

 

        

      ワークショップの後に吉田さんが所有している田んぼで稲刈りもしました。

           稲の束を干すための稲架(はさ)も竹で作っています。

 

活動を通して

  デザインも決まり、いよいよ作製する段階に入ります。12月14日から26日まで王子動物園の動物科学資料館の休憩ホールで展示します。竹でできているとは思えないような迫力あるツリーに仕上がると思うので、ぜひこのイベントを楽しみにして頂きたいです。このようなイベントをする目的や、地域の事業者の方々にたくさんのご協力を頂いているということを忘れずに頑張ります。

 また、放置竹林問題や環境問題について広く知ってもらい、竹に興味を持ってもらえるように今後も精一杯努めます。

(経営学部1年 寒川ゆら)