甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
23.6.6

甲南大学「えん罪救済」プロジェクト 2023年度も活動中です!

2016年度から活動を始めた甲南大学の「えん罪救済」プロジェクト。2023年度からは地域連携センター(KOREC)所属のKONANプレミアプロジェクト “多分野の力を集結して「えん罪救済」に取り組むプロジェクト”として活動しています!

 

 えん罪を救済する専門家の団体「イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)」に学生ボランティアとして参加するプロジェクトです。実際のえん罪事件の救済活動にかかわることで、日本の司法や社会についてより深く学習し、問題点の解決のためにはどうすればよいのかを学生が多分野・多領域の専門家と協働しつつ学び考え、実践しています。

日本の刑事弁護実務やえん罪救済の第一線で活動するIPJの専門家との意見交換や共働、各種の施設を参観、えん罪事件関係者への聞き取りなど、実践的な活動を行っています。また、学んだ内容を社会に還元するためシンポジウムを主催したり、甲南高校や灘中学校で学生が授業を実施したりしています。

 

プロジェクトの新歓の様子をメンバーが書いてくれました。今年度も活発な活動をしていきたいと思います。是非お読みください!

 

法学部教授・笹倉香奈

 

[5月24日には、龍谷大、京都女子大、立命館大などのIPJボランティアと

 一緒に広報について考える活動をしました!みんなで撮った一枚です]

 

—–学生からの活動報告—–

 

 この春、甲南大学のIPJ学生ボランティアは新入生に向けた新歓活動を行いました!

 甲南大学では春から代替わりをし、今年の新歓活動は私たち2回生が幹事となって初めて本格的に企画・実行した活動でした。私たちがこの新歓活動の形式・方法を考える際には、1回生がこの活動に興味を持つこと、活動に参加しやすい雰囲気を作ることを重要視して計画しました。

 

 まず、私たちがどのような活動をしているかを知ってもらうために説明会を行いました。昨年行った活動や感想、ボランティアに入ってよかったことについて話し、活動の魅力を伝えることが出来たと思います。出来るだけ多くの1回生が参加できるように、1回生が参加しやすい曜日を調べて3回開催し、合計で100名以上の1回生が参加してくれました。

 

その後、説明会に来てくれた1回生に向けて研修会を実施しました。研修会は、活動についてのより具体的で詳しい説明と、1回生同士や先輩と交流をするというものです。交流の時間では1回生とざっくばらんに日常の授業のことやボランティアの活動のことについて話し、親睦を深めました。

 

 また、Instagramを使って新たに幹事となった2回生の紹介を行いました。新入生にとって上級生は、話すきっかけや人物像を知らないことから、打ち解けるまで話しづらいと感じることも多いと思います。そこで自分たちのことを知ってもらうために、趣味や出身などのプロフィールを写真付きで紹介しました。それをきっかけに話しかけてくれたり、親しくなったりすることができた子もいて、良いアピールになったと感じています。

 

 新歓活動後、なんと新たに1回生が104名加入してくれました。研修会での交流の際、活動に興味を持ち、これから活動に参加したいと話してくれた1回生が多く、この新歓活動が成功し、良い結果になったと実感しています。先日行われた広報会議でもたくさんの1回生が参加してくれました。これから共に活動していくことがとても楽しみです。甲南大学のメンバーは総勢176名となり、今後も様々な活動をしていく予定です。よろしくお願いします!

 

甲南大学2回生 栗岡周平