甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
23.6.24

甲南大学「えん罪救済」プロジェクト 活動報告

 甲南大学の「えん罪救済」を目指すIPJ学生ボランティア(KONANプレミアプロジェクト “多分野の力を集結して「えん罪救済」に取り組むプロジェクト”)では、2023年度の新歓活動の結果、100名以上の学生が新たに活動に登録しました。メンバーの数は、180名を超えました。

 

 他方で、大所帯であるがゆえにこれまでも「多くのメンバーにさらに活動に参加してもらうためにはどうすればよいか」という悩みがありました。現在、3回生から引き継いで活動の中心となっている2回生の幹事たちは話し合い、コロナ前にも実施していた「全体会」を定期的に開催することにしました。

 全体会には多くの新入生が参加しました。そこで今後の活動について共有することで、狙った効果を得ることができたようです。活動にあたっての工夫について、メンバーが書いてくれました。

 

 今後も裁判傍聴や広報会議、勉強会や事件支援など、様々なイベントがあります。引き続き活動報告をしていきたいと思います!

 

法学部教授・笹倉香奈

 

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 IPJボランティアの幹事の西村です。6月上旬に、IPJボランティアでは全体会を行いました。

 

 コロナウイルス感染症も落ち着き、ようやく制限のないキャンパスライフを送れるようになりました。『せっかく規制がなくなったのなら、全員で集まって親睦を深めたい!』という思いから2回生幹事を中心に企画しました。

 

 私自身も初の試みでしたが、開催して良かったと感じています。IPJボランティアは、普段は勉強会・広報会・審査会のグループにわかれて活動していますが、それぞれのグループが具体的にどのような活動を行っているのかを共有できていない点、参加する機会を逃してしまい今更参加しにくいと考えている人がいる点がこれまでの課題でした。今回の全体会では、各活動について詳細に共有し、今後の活動への積極的な参加を促すことができたことで、この課題を克服する第1歩を踏み出せたのではないかと思います。

 

 全体会では6月の活動内容について説明したのち、それぞれの活動への参加者募集を行いました。終始、笑いありの温かい空気で1回生をはじめとする新メンバーもボランティアに参加しやすくなったのではないかと思っています。今後も定期的に全体会を開催する予定です。できるだけ多くの人とボランティア活動をすることによって、えん罪で苦しんでいる方の一助となるに違いありません。今後も、えん罪の悲惨さを多くの方に知っていただくために、学生ボランティア一同力を尽くして参りたいと思います。

 

  

 

甲南大学2回生 西村友希