甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY
18.9.27

甲南大生が中学生に「ぼうさいの授業」を実施

◆企業と連携して、甲南大学生が地元中学生に「ぼうさい授業」◆

 8月28日(火)に甲南大学iCommonsで、住吉中学校のリーダー研修として、生徒103名を対象に、東京海上日動火災保険株式会社と甲南大学による「ぼうさいの授業」を実施しました。

 「助けられる側から、助ける側として防災を捉える」をコンセプトに、体験型学習(ワークショップ)の部分を甲南大学生が約3か月をかけて企画・構成しました。

 授業の前半は、甲南大学の佐藤泰弘教授による住吉中学校周辺のまちと防災の歴史の講義の後、東京海上日動火災保険株式会社の方から地震や津波のメカニズム等について説明しました。その後、甲南大学生4名が、南海トラフ地震をはじめ神戸のまちの災害のリスクについて解説しました。

 「想定にとらわれない」を中学生にどう伝えるかをテーマとし、グループワークでは、住吉中学校の校区周辺の地図を使用してハザードマップを作成。一定の条件を与え、どの避難所にどう逃げるか話し合ってもらいました。中学生からは「家が土砂災害警戒区域とは知らなかった」「避難場所を家族で決めておく必要がある」などの意見がありました。

 また、避難する際に何ができるか、そのために日常できることをたずねると、前者は「率先して逃げること」「身近な人に声をかけること」、後者は「普段から地域の人と話ができる関係性をつくること」「簡単な応急処置ができるようになる」など、防災に繋がる日常の取り組みが挙げられました。

この企画で地域との繋がりの大切さを再認識しました。