兵庫県内におけるSDGsに取り組む企業の裾を広げ、SDGsに積極的に取り組む中小企業の魅力を多くの学生に発信する「学生と描くSDGsプロモーション事業」に参加しました。近畿農産資材株式会社を訪問・取材し、学生目線で企業のSDGsの取組PR動画を制作し知事の前で発表しました。さらにその内容は神戸新聞に取り上げられました。
今回は学生の視点からでプロジェクトを振り返りたいです。
・キックオフイベント、伝わる動画作成講座（2023年12月21日）
イベントで私たちのチームは県内6社の中から近畿農産資材さんを取り上げたいと考えました。その理由はメンバーの一人が園芸に興味があった事と、佐用町という普段あまり訪れる事のない場所に行ってみたかったからです。もちろん当日までの下調べや、当日の企業さんのプレゼンテーションも重要な要素でした。
お昼ご飯はMBS近くの公園で一緒にお弁当を食べ、初対面同士であったがお互いを知り、仲を深めることができました。
MBSさんの伝わる動画作成講座では、自分たちのやりたいように作りなさいというメッセージと動画制作のイロハを学び、取材で聞きたい事や動画のイメージを考え、発表しました。他大学のアイデアやMBSさんのフィードバックなどが得られてとても良かったです。最後には生放送の撮影現場を間近で見学させて頂き、この経験が動画作成の際に非常に役立ちました。とても刺激的な一日でした。
・企業訪問・取材（2024年2月8日）
2月に入り本格的に皆で集まりどの様な構成で動画を作成するか、時にシュークリームを食べて休憩を挟みながら、アイデアを出し合い議論しました。堆肥という分野に関して少しでも多くの人に興味を持って貰う為にオープニングは映画の予告編をイメージし、詳しい内容はニュース番組をモチーフに解説していくことにしました。
取材当日は近畿農産資材さんがとても優しくもてなしてくださりました。自分たちもそれに応えようと現場で得た情報を命一杯吸収しました。今回は堆肥とSDGsの関係について伝えたかったので、作成した動画では割愛したが牛糞を発酵させると匂いが消える事を実際に体験出来たり、国内外からの良質な原材料に触れることが出来たり、従業員の方に直接作業内容について尋ねる事もできました。
後日、より詳細な内容を伺おうと近畿農産資材株式会社の西さん夫妻へZomインタビューを実施し、Zoomインタビューの内容は専門家の意見として動画にも組み込みました。
・動画編集
動画は3分のロングと３０秒のショートの二つを作成する必要がありました。３分の動画作成では取材で得た大量の情報を取捨選択し、如何にわかりやすく表現するかが大変でした。一方でニュース番組を作るためのセットやリアクションの取り方、声入れ、などアドリブも含めながら和気あいあいと作成しました。３０秒動画はアイデア出しに非常に苦しみました。３時間以上どうすればよいかで考え、とあるCMから着想を得て現場で働く方の気持ちを親など親しい人に語り掛ける形の作品に仕上げました。
・動画完成お披露目会（2024年3月11日）
お披露目会前に他大学の学生さんとも交流する機会が設けられ、積み木自己紹介というゲームをしたり、お菓子を食べたりし、キックオフイベント以来に出会った人と仲良くなることが出来ました。お披露目会には兵庫県知事も出席されプレゼンをする際は緊張したが、西さんがジェスチャーで応援して下さって勇気を貰いました。とても良い経験ができたと感じています。
〈プロジェクト参加メンバー〉
リーダー 田中 みゆ（甲南大学 法学部 法学科 ２年）
西堀 遥南（甲南大学 文学部 社会学科 １年）
北 勇紀（甲南大学 マネジメント創造学部 マネジメント創造学科 1年）
今回コラボさせて頂いた近畿農産資材株式会社さんが気になった方は下記のURLからホームページをご覧ください。
この度、「学生と描くSDGsプロモーション事業」の甲南大学の取組みが写真付きで令和6年3月16日付け神戸新聞「ひょうご総合」にて紹介されました。詳細につきましては、下記のURLをご参照ください。
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202403/0017434641.shtml
学生と描くSDGsプロモーション事業の詳細な活動や他大学の取り組みについては下記のURLをご参照ください。