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2025.03.24

留学レポート

No.01 短期留学:インドネシア / 2025年2月

No.01 短期留学:インドネシア / 2025年2月

プログラム名:海外ボランティア
留学先:インドネシア
留学期間:2025年2月~3月

インドネシア日本語教育海外ボランティアに参加した理由

 私がインドネシア日本語教育海外ボランティアに参加した理由は、主に2つあります。

 1つ目は、外国人を対象とした言語教育に興味があったからです。私は日本で、外国人の子どもたちを対象とした日本語教育のボランティア活動を行っています。また、大学2年次から日本語教員養成課程を履修する予定です。さらに、10月からの1年間のドイツ留学では、移民教育について学ぶ計画があります。そのため、今回の海外ボランティアは、自身の学びを深める貴重な機会になると考えました。

 2つ目は、インドネシアの文化を学びたいと思ったからです。現在、日本にはインドネシアからの技能実習生が増えており、今後も来日するインドネシア人がさらに増加すると予想されています。異文化理解を深めることは、日本での共生社会の実現に向けて重要であると考えました。そのため、実際にインドネシアでの生活や文化を体験し、理解を深めたいと思いました。

インドネシア・スマランの街並み

1週目、2週目 技能実習生養成校 絆へ

 日本人の参加者は、各教育機関に1人ずつ派遣されます。私は「絆」という技能実習生養成校に派遣され、2週間にわたりボランティア活動を行いました。「絆」は、3〜6ヶ月後に日本で働く予定の18〜26歳の若者を対象とした全寮制の学校です。ここでは、生徒たちが日本での生活に必要な礼儀作法やゴミの分別、日本語などを学びます。卒業後は、日本の土木業や介護業などに就職します。私は毎朝8時30分にオフィスに迎えに来てもらい、16時30分まで授業に参加しました。授業では、生徒たちと会話の練習をしたり、雑談をしたり、一緒に食事をしたりしました。生徒たちは日本語がとても上手で、明るく元気な人ばかりでした。私自身も、毎日がとても楽しく、充実した時間を過ごすことができました。

3週目 イスラム学校へ

 3週目は、オフィスがあるスマランから少し離れたイスラム学校で過ごしました。この期間中、ボランティアプログラムに参加している女性は、宗教に関係なく、全員ヒジャブ(髪を覆う布)と、肌を見せないための長袖シャツの着用が義務付けられていました。この経験は異文化を深く理解するための貴重な機会になったと感じています。

4週目 UDINUS 大学へ

 4週目は大学でのボランティア活動でした。私は日本語学科の授業に参加し、先生のサポートを行いました。生徒たちの日本語のレベルが非常に高く、その流暢さに圧倒される日々でした。さらに、彼らの多くは日本語だけでなく、5ヶ国語以上を話すことができるほど語学力が高く、勉強意欲の高さを強く感じました。その姿を見て、インドネシアが急速に発展している理由を理解できたような気がしました。インドネシアの人々はとても優しく、助け合いの精神にあふれており、人の温かさに何度も感動する機会がありました。

 留学先の友人たちと

インドネシアでの異文化体験と学び

 インドネシアではムスリムの方が多く、朝は4時30分のアザーン(礼拝の呼びかけ)で目を覚まし、金曜日は礼拝の関係で15時に活動が終わります。断食の期間には国民全体の活気がやや落ち着きます。このような異文化に直接触れる機会はなかなかないため、非常に貴重な経験となりました。特に、勉強熱心な学生が多かったことに刺激を受け、私自身も日本に帰国後、より一層勉強を頑張ろうと思いました。                  

                         (グローバル教養学環 1年次 玉岡穂ノ佳)

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