(学内向け) 音声付き研究室紹介スライド資料(2022年度), 研究室紹介スライド(2023年度版), 研究室紹介スライド(2024年度版)(更新), 2020年3月卒業研究発表レジュメ資料, 2021年3月卒業研究発表レジュメ資料, 2022年3月卒業研究発表レジュメ資料, 2023年3月卒業研究発表レジュメ資料, 2024年3月卒業研究発表レジュメ資料, 2025年3月卒業研究発表レジュメ資料(最新) をアップロードしました。 閲覧には,大学のOfficeアカウントが必要です。研究室に興味のある人はご覧ください。 質問のある学生は,メールなどで連絡してください。
本研究室では,「ロボット」を広くとらえ,ロボットに関する要素技術(ロボットテクノロジー(RT))を用いたシステム統合について研究しています。 具体的には:
などの課題を中心としています。 特に,図書館アンドロイド・ロボット,ヘルプデスク支援ロボットなどロボットによるサービス提供や, サービスを提供するために長時間動かせる移動ロボットなどを実現するための システム開発に興味を持っています。 また,最近ではナノ・バイオ反応システムにおける計測システムの開発や, 睡眠時など非活動期に適応した知能化空間システムの構築, さらには近未来の労働環境のデザイン,バイオ分野での微細作業技術の開発など, 企業の方や他の研究分野の先生とロボット応用分野に関する共同研究を行っています。
さらに,2019年以降,サービス提供を目的とした移動ロボットシステムを開発し, 都市環境での屋外公開実験(中之島ロボットチャレンジ)に, 数名の学生とともに研究室で参加し,屋外移動ロボットの実証実験に取り組んでいます。
わたしたちが活動する世界でロボットを動かすためには,ロボット本体のことだけでなく,ロボットが活動する場所や, 人とロボットとの関わりへの考え方も,重要な問題となります。 そのため,人の計測技術,実世界情報処理など,ロボット周囲に関わる要素技術も,主要な研究対象になります。
3年次の知能情報学セミナーI配属直後,セミナーII開始時,4年次の「卒業研究」の最初など, 様々な時期に,研究室で行っている,もしくは担当者が興味のある研究テーマの紹介を行います。 また,不定期ですが,担当教員が学術講演会などで得た最近の研究動向などの話題を提供しています。 知能情報学セミナーI, IIでは,関連する研究報告,学生のみなさんが興味をもった研究報告を 順番に紹介してもらいます。その報告の結果をもとに,いろいろと相談しながら決めていきます。
興味のある分野を探り,研究テーマの絞り込みを行うために文献紹介を中心に行います。 Powerpoint資料作成と発表を通して以下の力を身につけることを目的としています。
順番に発表していきますが,その中で,研究課題に対する興味・関心を引き出すとともに, 他の人の興味・関心を知ること,さらには,幅広いロボット分野に関する基礎的な知識を増やしていきます。 この分野に限らないことですが,様々な知識を得ること,また,その知識を他の知識につなげていくことは, 学生時代,さらには,卒業後での活動の糧になります。 ロボット分野は幅広い分野であり,また,応用先の知識も最終的には必要になりますので, 学生のみなさんには,多様な知識をバランスよく身に着けていただきたく思います。
また,学生自身の興味によりますが,当研究室の上級生や担当教員の研究課題に対して, 課題を実現するためのソフトウェア開発の支援や,実験の被験者,補助者として関わることで, 研究課題に対するより深い理解,関心を引き付けるようにしています。 センサやロボットなど,初めてのハードウェアを扱うこともありますので, 段階を追って説明しながら,課題を進めていきます。 この取り組みも,研究課題を選ぶための一助になればと考えています。積極的な活動が望まれます。
一方,ロボット技術は幅広い分野の知識からなり,統合技術であります。 研究室配属時には,いろいろな授業を履修していると思いますが, 配属時や4年次になったときには, 本研究室に関連する様々な授業科目の履修を推奨しています。
前期では,文献紹介を行ってもらい,文献紹介と相談を通して, 卒業研究テーマを確定させることを第1の目標とします。 また,進捗報告をとおして,研究課題の進捗をチェックするとともに, 結果をまとめるための方法を身につけていきます。 卒業研究で強く関連する授業を履修することで,研究を進めるための知識をさらに深めます。
研究課題を実現するためには,人工物を動かすことが多く求められますので, 研究室ではプログラミングも行います。 特に,ハードウェアを動作させるプログラミング技術が求められます。 使う言語は決めた卒業研究テーマによってさまざまですが, センサなどをマイクロコントローラで取り込んでデータ処理を行うアプリケーション, といった研究課題の場合,Arduino(使う言語:Arduino言語+Processing)にはじまり, 段階を追って課題を進めていきます。
研究テーマは1人ごとに決めますが,複数の学生で行う実験など, 力をあわせる場面が多くありますので,協調性を重視して,研究活動を進めていきます。 また,ハードウェアのプログラミングを行いますが,別課題であっても, 同じハードウェアを用いることもありますので,協力しあいながら活動します。 互いに「教えあう」ことで,力をつけていくことができます。
研究室の活動で得た経験に加えて, 研究室配属前での授業などで身に付けた力も総動員して,研究課題に取り組んでいきます。 研究活動では「好奇心」と「積極性」が重要だと考えます。主体的に問題の解決に取り組んでいきます。 また,あわせて,研究室内外での話題の紹介や他の研究テーマへのかかわりも推奨します。
卒業研究が終わった段階(特に進学する学生),あるいは,大学院生は, 研究がまとまった段階で学会などへの発表を行います。 研究室で良く参加している学会(国内)をスケジュールとともに示します。
そのほかの国内会議,あるいは国際会議についても,積極的に発表することを研究室では推奨しています。 学部生の発表については学会スケジュールの問題(特に申込み時期)もありますが, 様々な活動をとおして積極的に大学外への発表ができればと思います。 外部への発表を行うことで,飛躍的に力が身につきます。 また,次の研究への動機付けとなります。
さらに,卒業研究や大学院生の研究結果をさらに発展させ,論文としてまとめます。 研究室の大学院生の数は多くありませんが,本研究室で修了した多くの大学院生は, 修了時の成果をもとに学術論文の形での研究成果を残しています。 大学院生については学部を卒業していることが前提となりますので, 「共同研究者」としての位置づけもあります。 また,発表者は,発表の段階では研究室の代表となりますので, 共同研究者として位置づけられます。主体的な活動が期待されます。