第2弾!
「人生100年時代」に備えた、安定的な資産形成とは?
「人生100年時代」に備えた、安定的な資産形成とは?
NISAの制度が変更になったことで、今年からNISAを始めた方も多いのではないでしょうか。老後に向けて、あるいは今ある資産を有効活用しようと思いつつも、一度も株式投資をしたことがない方であれば、一体何から始めればよいのかと疑問に思うかもしれません。不安はありつつも、株式投資のキホンを知りたい・・・という方は必見!メディアでも取り上げられることが多くなった、「株主優待」についても説明します!!
KONAN-PLANET 記者
日経平均株価は34年ぶりに最高値を更新!
2024年2月22日に、日経平均株価は、バブル期の1989年12月29日につけた史上最高値を更新して3万9098円68銭まで上昇しました。日本経済がバブル崩壊後、失われた30年と呼ばれていましたが、日経平均株価が過去最高値を更新したことで、株式投資を含めた自助努力による資産運用に注目が集まっています!
2024年2月22日
KONAN-PLANET 記者
注目の「NISA」についておさらいしてみましょう!
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかるところ、NISA枠で購入した金融商品から得られる利益は非課税になります。「時間を味方につけること」「あらかじめ決まった金額を続けて投資すること」「投資対象を分散すること」といったポイントを押さえることでリスクを軽減し、安定的な資産形成が期待できます!
KONAN-PLANET 記者
つみたて投資枠と成長投資枠の違いとは?
つみたて投資枠の投資対象商品は、旧制度の「つみたてNISA」の対象商品と同様に、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託です。ノーロードと言われる販売手数料ゼロの商品や信託報酬が一定水準以下の商品で、信託契約期間が無期限または20年以上であることなど、金融庁が規定している要件を満たした商品に限定されています。金融庁があらかじめ選定しているため、投資初心者にとって利用しやすい仕組みとなっています。
一方、成長投資枠の投資対象商品は、旧制度の「NISA」とほぼ同じように、上場株式や投資信託等となっています。例えば、日本株式や外国株式、ETF(上場投信)やREIT(上場不動産投信)などにも投資可能で、つみたて投資枠よりも幅広く商品選定をすることができます。
KONAN-PLANET 記者
成長投資枠の商品を選定するのは難しい?
株式投資のことは知っていても、実際、行動に移したことがない人も多いはず。新NISAの追い風もあり20代の3割が投資を行なっているという調査結果もある一方で、日本全体で見ると欧米に比べて投資家の割合はかなり低いのが現状です。将来性が期待できる企業を応援することによって、利益を得る投資方法で大きなリターンを期待できる一方で、その分リスクも大きくなるため、なかなか敷居が高いのかもしれません。
そんな敷居が高いと思われがちな
株式投資のメリットとデメリットをまとめてみました。
一般的に、株式投資の最大の魅力は「値上がり益(キャピタルゲイン)」と言われています。株価が安いときに購入し、値上がりしたあとに売却すればその差額が利益になります。しかし、デメリットにもある通り、株価が値下がりする可能性(価格変動リスク)があります。また、「必ず値上がりする会社」を見つけることは至難の業と言えます。そこで今回は、会社によっては株主に自社製品や優待券などを提供する「株主優待制度」を使った株式投資ならではの楽しみを紹介いたします。
KONAN-PLANET 記者
株主優待にはどんな種類があるの?
そもそも株は企業にとって借入(借金)をせずにお金を集めることができる手法の一つです。株式を保有するということは、その企業を応援するということにも繋がります。その応援のお返しの一つとして、株主優待制度があります。2020年度の調査では、上場企業の約40%が、何かしらの株主優待を設けています。株主優待制度の内容は企業によって様々ですが、例えば以下のような優待があります。
株主優待をもらうためには、企業によって必要な保有株式数や保有期間などが違います。いつも家族でいくレストランでお得に食事をしたい、毎日食べるお米を優待でもらえると嬉しい、といった観点から、投資先企業を探すきっかけを見つけるのもいいかもしれません。いきなり大金を投資するのは怖いという方も、「〇万円以下 株主優待」といった調べ方もオススメですよ!これなら自分が欲しい優待から銘柄を探すことができるのでハードルは低いですよね。
企業によって優待をもらえる回数や時期もバラバラなので色々な株式を保有すれば年間を通じて株主優待をもらうことも夢ではありません!極端な例ですが、株主優待だけで生活している方がいる、というのも最近話題になっていますね。
KONAN-PLANET 記者
株主優待の注意点は?
株主優待は日本独自の制度とも言われており、実は海外企業ではほとんど見られません。優待内容で投資をする場合は、日本株から選ぶようにしましょう。また、株主優待の内容は企業が自由に設定できるため、廃止になる可能性もあります。新たに導入する企業もある一方で、全ての株主への公平な利益還元などを理由に、廃止に踏み切る企業も増えてきています。廃止になると一時的に株価が下がる傾向もあるため、注意が必要です。
投資はあくまで自己責任にはなりますが、皆さんも
お気に入りの会社が見つかれば、株式投資という形で
応援してみるのも良いのではないでしょうか。
KONAN-PLANET 記者
甲南大学で
金融リテラシーを勉強できる
プログラムがスタート!
甲南大学リカレント教育センターは、大学都市神戸産官学プラットフォームとの共催で、2024年9月より「金融リテラシー教育プログラム」(三井住友信託銀行をはじめ、金融機関からの提供講座もあり)をプレ開講します!(本開講は2025年4月)
興味がある方は下記ホームページを
\ ご確認ください!(5月下旬公開予定) /