サムライの真剣勝負を体験!?古くて新しい
次世代デジタルスポーツを多くの人に楽しんでもらいたい!

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2022.10.03
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みなさん、SASSEN(サッセン)って、ご存じですか?
SASSENとは、空手道場の訓練を
エンタメ系デジタルスポーツにまで高めた
スリリングな次世代デジタルチャンバラです。
そんな、世の中にない概念を創造したのは、
甲南大学OBの本村隆馬さん。
SASSENの誕生秘話とその魅力に迫ります!!

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

今日はよろしくお願いします!
あの・・・SASSEN(サッセン)という言葉を
初めて耳にしたのですが・・・

 

 

本村 隆馬さん

 

SASSENは、センサーを内蔵した
発泡ポリエチレン製の刀を使って戦う
デジタルチャンバラです。

 

センサーを内蔵し日本刀をイメージして作られた「SASSEN刀(とう)」を使って戦います。場所を選ばず手軽に楽しめる次世代デジタルスポーツとして、平成28年に誕生しました。ほぼ同時の打撃もスマホアプリが正確に当たり判定を行うので、見る人・やる人・審判すべてが納得できる点もポイントです。

 

 

 

審判は、スマホ一台。IT技術でサムライの真剣勝負を再現した
次世代のエンタメ系デジタルスポーツ。
「叩くこと・叩かれること」って、日常生活ではあまり経験しませんよね。それを楽しくスリリングに体験することができ、人と対峙して戦うことで危機対応能力が自然に身に付きます。ユニフォームや防具など特別な準備が必要ないので、どんな場所でも手軽に、まるで侍の勝負のような一発で勝負が決まる「真剣勝負の面白さ」を実感できます!

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

まさに、現代版チャンバラですね!面白そうです。
ところで、SASSENはどのようにして生まれたのでしょう。

 

 


元になったのは「身を守る」技術


 

 

 

 

本村 隆馬さん

 

もともとは、空手家の父が道場で行っていた護身術なんです。不意の襲撃にどう身を守るか、道具を使った訓練があり、私も子どもたちに指導をしていました。チャンバラごっこのようだから子どもたちも盛り上がる。それを見て「訓練ではなく、単独のスポーツにした方が面白いんじゃないか」と考えたんです。

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

でも、スポーツにするとルールが必要になってくる・・・

 

 

 

本村 隆馬さん

 

その通りです。さらに、正当な判定も必要になります。

私自身、審判の目で判断される武道の試合に苦い思い出があって、「子どもたちにも同じ経験をさせるのか?」と疑問に思っていました。ちょうどそのとき、判定のデジタル化ができることを知り、すぐに元道場生で理系の仲間に相談すると、答えは「作れます」(笑)。

そこから、刀に内蔵した圧力を検知するセンサーとスマートフォンにダウンロードしたアプリが連動し、「どちらが早く当たったか」を機械判定できるシステムを開発。デジタルスポーツSASSENの誕生です!現在は生涯スポーツとして、幼稚園から特別養護老人ホームでも導入され、幅広い年齢層の人たちに楽しんでもらっています。

 

 

\ 動画でSASSENをCheck! /

 

 

KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
ルールなど、詳しく教えてください!

試合時間は60秒で、攻撃できるのは1試合5打(5スイング)まで。「二本」先取するか、60秒経過した時点で本数の多い方が勝ちです。シンプルなルールですので、子供から高齢者まで誰でもプレイできます。
本村 隆馬さん
本村 隆馬さん

 


SASSEN公式ルール


 

試合時間は60秒

選手は専用のセンサー付きSASSEN刀を使用する。

フィールドは5m×7m内を推奨。

攻撃できるのは1試合を通して5打(5スイング)まで。
相手の体(頭部は除く)に1打当てると「一本」となる。

「二本」先取もしくは60秒経過時点で本数の多いほうが勝利

フィールドの外に出る「場外」はペナルティーで相手に一本が入る

同点のまま60秒経過、または同点のままお互いに0打の状態になったら延長戦を行う。

 

 

 

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

これなら、できそう!!
「打数が5本まで制限」されているのがユニークですね。

 

 

 

駆け引きの面白さ、一発で勝負が決まる爽快感!
サムライの「真剣勝負」を体験してもらいたい。
だれも見たことはないですが、理想は「宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘」の再現なんです。ちなみに、5回というのは何度もテストを重ねて導き出した数字です。SASSENをだれもが楽しめるスポーツにしたかったので、ルールの規定など、空手家である父や刀開発の仲間と一緒に試行錯誤を重ねました。

 

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

ちなみに、SASSENとは、どういう意味なのでしょう。。。

 

 

本村 隆馬さん

 

「颯爽と風を切るさま」の
颯然(さつぜん)から命名しました。

SASSENという特許をとり、2016年に一般社団法人 全日本サッセン協会を設立しました。全国での出張体験会やSASSEN公認インストラクターの養成、全国大会の開催など、普及にも力を入れています。

 

 

 

KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
開発者の本村さんから見て、サッセンの最大の魅力はどこにありますか。

まず、人との間合いや洞察力が必要なところです。5回しか刀を振れないので戦略を立てて考える必要があり、そこがまた面白い。また、護身術をベースにしているので、SASSENをやることで自分の身を守る術が身につく。それを、光る刀で楽しく身につけられることも魅力です。
本村 隆馬さん
本村 隆馬さん

KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
これまで運動経験がないのですが、そんな大人でも楽しむことができますか?

SASSENは、初心者が勝ち進むことが起きうるスポーツなんですよ。ジャンプをしてもいいし、前転して転がるようなスタイルでもいい。相手の戦い方が読めない。だから番狂わせが多いのも特徴で、これまでに運動経験がない方でも対等に楽しめます。
本村 隆馬さん
本村 隆馬さん

 

 

 

SASSENは、小さいお子さんからお年寄りまで、
だれでも楽しめる生涯スポーツ。
お互い5回しか刀を振ることができないので、60歳も小学生も戦える。戦う以外にも、鬼ごっこやエクササイズなど、いろいろな楽しみ方ができます。刀2本とスマホがあれば、誰でも、どこでもプレイできる。手軽に楽しめて、運動不足の解消にもなります。

 

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

新しいスポーツを生み出す創造力、それを認知させるPR戦略など、
本村さんのスキルが素晴らしいです。
それは、どのようにして培ったのでしょうか?

 

 

本村 隆馬さん

 

CUBE(マネジメント創造学部)での学び・経験が
経営やPR戦略に生きています。

 

これまで、SASSENを周知するため、さまざまな取り組みをしてきました。世の中にない概念なので、『SASSENとは何ですか』『どこが面白いのですか』という問いにきちんと答えないといけない。そうした答えのカードを増やす思考の源となったのが大学時代の学びです。マネジメント創造学部1期生として入学し、課題解決力、提案能力を鍛えた経験が今に役立っています。

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

最後に、本村さんの今後の目標について教えてください。

 

 

 

新しいデジタルスポーツSASSENを、全国へ展開したい。

直近の目標は、SASSENの楽しさを一人でも多くの人に感じてもらうこと。そのために全都道府県に試合ができる支部の設立を中期的な目標に掲げています。すでに福岡・大阪・富山には支部を設置。今後各支部にインストラクターを10人確保できれば、全国で500人規模になります。各地で教室を開き、次世代の選手を育成するのが長期的な目標です。

 

 

 

KONAN-PLANET 記者

 

東京・秋葉原に拠点を移して3年目。
当時150人だった競技人口は、
いまや2200人に!(2022年7月現在)

 

メディアにも多く取り上げられ、多くの方に注目されつつあります。

 

誰もが楽しめる次世代スポーツSASSEN。
あなたも、挑戦してみては?

 

 

 

〈 SASSENのイベントはこちらからCheck! 〉

 

 

 

学園広報誌『KONAN TODAY No.62』でも
本村さんのインタビューを掲載しています。
こちらも合わせてご覧ください。

 

 

 

 


Information


 

センサー付きSASSEN刀については「購入・レンタル・リース」対応が可能。全国各地に出張体験イベントも開催しております。住宅展示場、商業施設、学校など幅広い分野でのスポーツコンテンツとして提供できます。近年では、鬼滅の刃やスターウォーズの流行に乗り、コスプレをして参加する方も多い。体験会のご依頼は順次受付中です。

 


 

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