【加古川市公式】市長も踊る「かこのちゃんダンス」が誕生!
加古川市の課題を解決した甲南大生の産学官連携プロジェクト
加古川市の課題を解決した甲南大生の産学官連携プロジェクト
加古川市、甲南大学、神戸新聞社が連携して地域の課題解決を図る「加古川『知』を結ぶプロジェクト」において、甲南大学経営学部の望月ゼミの学生たちが提案した「かこのちゃんダンス」が見事最優秀賞を受賞しました!加古川市まちの魅力発信キャラクター「かこのちゃん」の認知度と愛着向上を目指し、学生たちがオリジナル楽曲と振付を制作。岡田康裕市長や市職員が踊る公式PR動画も完成し、YouTubeやInstagramで公開されています。今回は、プロジェクトのメンバーである学生3名(福田さん、河野さん、大西さん)に、紆余曲折あったプロジェクトの裏側や、実践的な学びについてたっぷりとお聞きしました!
Contents
・「かこのちゃん」の真の課題と、迷走からのスタート
・望月先生の「やっちゃえばいいじゃん!」で切り開いた活路
・児童館での大失敗。相手目線を欠いた「押し付け」からの反省
・点と点を結ぶ。特技を活かしたダンスと「移動式カラオケ」の融合
・今後の展望:地域に定着し、長く愛されるコンテンツへ


加古川市の魅力を広く市内外へ伝えるため、加古川観光大使であるイラストレーターのいとうのいぢさんが描き下ろしたキャラクターです。今回のダンスプロジェクトを通じて、より多くの市民に愛され、市のシンボルとして親しまれる存在を目指しています。



KONAN-PLANET 記者
まず初めに、今回のプロジェクトのきっかけと、
当初の課題について教えてください。

河野さん
加古川市から「かこのちゃんを活用した市の活性化」というお題をいただいたのが始まりです。認知度を上げるのが課題かと思い、加古川駅前などでアンケート調査を行ったのですが、実は市民の77%がすでに知っているという結果が出たんです。

大西さん
知名度がないわけではないと分かり、では何が問題かと考えた時、キャラクターの設定が少し曖昧などの理由から市民の皆さんが愛着を感じられていないことが真の課題ではないかと分析しました。

福田さん
かこのちゃんは有名なイラストレーターのいとうのいぢさんが描かれたキャラクターでとても可愛らしいのですが、いわゆる“ゆるキャラ“のような分かりやすい親しみやすさがあるわけではありませんでした。そこで私たちはターゲットを小学生以下のこどもたちとその保護者層に設定し、市民が直接関われるようなプロモーションを考え始めました。



KONAN-PLANET 記者
そこからすぐに、ダンスと曲を作る提案になったのですか?
河野さん:いえ、ダンスの案も早い段階からあったのですが、最初は色々と手を広げすぎて、かなり「迷走」していました。12月の中間発表では、市内の飲食店にキャラクターの「ピック」を料理に刺してもらう案と、オリジナル曲のダンスを作る案の2つを提案しました。
大西さん:しかし、ピックの案に対して市の方から「費用面はどうするのか」「飲食店の協力は得られるのか」など厳しい指摘を受けました。一方で、ダンス案は反応がよく、好評だったので、ダンス案に絞ることにしました。
福田さん:私はダンスの振り付けを考えたのですが、ダンスにしようと決まってからも「これは本当に意味があるのか? 無駄にならないか?」などとあれこれ考えてしまっていたのですが、ゼミの望月先生が「まずは1回やっちゃえばいいじゃん!」と思いっきり背中を押してくれて。その言葉のおかげで、自分の特技を活かして、とにかく作ってみようと吹っ切ることができました。



KONAN-PLANET 記者
ダンスの効果を検証するため、
児童館での実証実験も行われたそうですね。
河野さん:小学生くらいの子たちが喜んで踊ってくれると期待して行ったのですが……実際は幼稚園児や保護者同伴の3歳くらいの子が多く、急に知らない大学生が来て「踊ろう!」と言っても、恥ずかしがって全然踊ってくれませんでした。
大西さん:振り返ってみると、児童館でこどもたちが何をして過ごしているかという都合を全く考えず、自分たちが「ダンスを踊らせたい」という思いが強すぎました。
福田さん:児童館の件だけではなく、加古川市の担当者の方へ「あれをやりたい、これをやりたい」とお願いしていたのですが、今思うと相手側の都合や事情を考えるという視点が欠けていたと思います。今後に活かしていきたい気づきでした。



KONAN-PLANET 記者
ダンスや曲作りでは、
具体的にどんな工夫をしましたか?
大西さん:かこのちゃんは明確な設定やイメージがないキャラクターでしたので仲間たちにも意見を聞きながら自分の中で想像を膨らませて、それを音に落とし込みました。トータルで15時間くらいかかったのではないでしょうか。

福田さん:ダンスは、こどもが真似しやすいだけでなく、幅広い世代の方々が一緒に踊ってくれるように工夫しました。自分自身も楽しんで作れましたね。

河野さん:さらに私たちは、単にダンスや楽曲を制作するだけでなく、市民や企業が継続的に関われる仕組みづくりも重視しました。加古川市内では企業による社会貢献活動が行われていますが、それぞれが独立しており、市民から見えにくい側面もあります。そこで私たちは、かこのちゃんを地域活動の共通アイコンとして活用し、それらの活動をつなぐ存在にできないかと考えました。
その一例として、偶然ご縁のあった民間企業が計画していた移動式カラオケ(トラック)事業との連携を提案しました。車体へのかこのちゃんの装飾やイベントでの活用を通じて、地域の様々な活動と市民を結びつける仕組みづくりを目指しました。


KONAN-PLANET 記者
最後に、今後の展望とメッセージをお願いします。
河野さん:市長へのプレゼンではその「市を繋ぐ仕組み」を評価していただき、「本格的に市のコンテンツとしてやっていきたい」と言っていただけた時は本当に嬉しかったです。9月には青年会議所主催の大きなイベントがあり、そこでこどもたちと一緒にステージでかこのちゃんダンスを踊る予定です。これをきっかけにかこのちゃんダンスが定着し、長く愛されるコンテンツになってくれれば最高ですね。

大西さん:自分の特技(音楽)とマーケティングを結びつけ、社会に実装して人を呼ぶことができるんだと分かり、大きな自信になりました。
福田さん:まさか市長をはじめとした多くの皆さんが、私たちの作った振付で踊ってくださるなんて想像もしていなかったので、とても光栄で親にも自慢しました(笑)。みんなに親しみやすいように作ったダンスなので、ぜひたくさんの人に楽しんで踊ってもらいたいです!

\ 動画を見ながら、ぜひ踊ってみてください! /

