甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY

KOREC学生コーディネーター「なんティア」メンバーからの活動報告No.4

 2021年7月から11月にかけて、甲南大学と朝日新聞社、自治体の協同プロジェクトである、「関西湾岸SDGsチャレンジ」に参加しました。

 私のチームでは、「脱炭素社会~地球温暖化対策の先の暮らしについて考える~」のテーマのもと、堺市が抱える課題に大学教員、自治体職員、新聞記者の方のサポートを得ながら、堺市内の高校生と一緒にSDGsの17の目標を切り口に、脱炭素に繋がる持続可能な解決策を考え、発表しました。

 

 フィールドワークでは、堺市役所をはじめ、脱炭素に取り組まれている企業や施設、地域活性に尽力されている団体の方にインタビューをさせて頂きました。主に、再生可能エネルギーである太陽光発電や、環境にやさしい植物由来のプラスチックを用いた製品づくり、自転車のまちづくりなど、様々な取り組みを学びました。

 そして、フィールドワークで得た情報を基に、調査・研究し、課題解決案を作成しました。チームで何度も議論を重ね、一つの提案を作り上げる課程は、本当に刺激的でした。

 課題解決案を発表するチャレンジアカデミーでは、主に再生可能エネルギーの普及、自転車の利用拡大、植物由来プラスチックの普及に注目した提案を行いました。また、「ナッジを使った行動変容」を提案の柱に掲げ、人々の生活が自然と脱炭素に繋がるような仕掛けや工夫を取り入れました。

 

 活動を通して、今注目されている「脱炭素」にあらゆる分野からアプローチすることが出来、脱炭素に対する意識も大きく変わりました。また、フィールドワークから地域の魅力や課題を知り、それを基に自ら考え、課題解決に取り組んだ経験は、自分の自信にも繋がり、成長の糧となりました。自治体の方や地域の企業、団体の方など、様々な世代・立場の方との交流が出来たことも、非常に貴重な経験となりました。

 一人一人が課題と向き合い、できることから主体的に取り組むことの大切さを改めて学ぶことが出来ました。

 

甲南大学 関西湾岸SDGチャレンジ

SDGs | 甲南大学 (konan-u.ac.jp)