
BambooにThank you Projectは、放置竹林問題の解決に取り組むSDGs実践プロジェクトです。
放置竹林問題とは、放置された竹林が引き起こす社会問題・環境問題のことです。伐採する人手が不足していることや、竹の利活用先が昔と比べて減っているということが原因として挙げられます。そこで私たちは、①竹の定期的な伐採、②竹の利活用先を増やす、③問題の認知拡大を行うという三つを軸に、これまで様々な活動を行ってきました。
今回は、2025年12月7日(日)に甲南大学で行われた第2回KOBE SDGsマルシェでの活動についてご報告いたします。
開催日時:2025年12月7日(日)
開催場所:甲南大学 iCommons
参加学生の人数:7名
<今回の活動の目的 >
「SDGsマルシェ」とは、神戸市内の大学・企業・団体で実施するSDGsチャレンジを終結させ、来場者と楽しみながら共有するイベントです。
SDGsマルシェホームページ:https://www.konan-u.ac.jp/kobeplatform/sdgs-marche/

私たちはこの場で、環境問題に関心を持つ多くの学生や地域の方々に放置竹林問題の現状や背景について理解を深めていただくことを目的に出展しました。
具体的には、これまでの竹の定期的な伐採や利活用の取り組みを紹介するとともに、竹が持つ資源としての価値や持続可能な活用の可能性を来場者に伝え、対話を通して問題への関心を高め、放置竹林問題の解決に向けた認知拡大と行動のきっかけを生み出すことを目指しました。
来場者の年齢層に応じて放置竹林問題を分かりやすく伝えるため、企画内容の検討や制作、調整を行いました。
〇子ども向け企画:紙芝居と竹輪投げ
・紙芝居は、放置竹林問題を物語形式で理解してもらうことを目的とし、ストーリー構成から絵の制作、彩色まで全てメンバーで行いました。内容は、子どもたちが「ひみつきち」を作る過程で放置竹林に出会い、「竹が増えすぎることで起こる問題」や、「適切に手入れすることで森が明るくなる様子」を描いたものです。難しい言葉を使わず、会話調やコミカルな表現を取り入れることで、子どもにも理解しやすい構成を意識しました。
・体験型企画として「竹輪投げ」では、市販の輪投げを活用し、的となる部分に竹を使用することで、竹に親しみを持ってもらえるよう工夫しました。
〇大人向け企画:竹ペレット製品「こうべ竹太郎」の販売
また、紙芝居の実施に向けた呼び込み用ポスターや、竹ペレット製品「こうべ竹太郎」販売用のポスターも作成し、来場者が関心を持ちやすい工夫をしました。円滑な運営のために役割分担を行い、紙芝居班、発表担当、輪投げ担当、販売・ポスター担当に分かれ、それぞれが協力して準備しました。
<実施内容 >
〇輪投げ
輪投げコーナーでは、竹製の輪を使って子供たちから大人まで幅広く楽しんでいただきました。参加者の皆様に書いていただいたメッセージには、竹の輪投げについての感想がたくさん寄せられており、多くの方に楽しんでいただけたことが伝わってきました。体を動かすアクティビティが、来場された皆様にとって印象深い体験となっていれば幸いです。

〇紙芝居
紙芝居のコーナーでは、オリジナルキャラクターが登場する手作りの物語を通じて、放置竹林の問題とその改善方法を分かりやすくお伝えしました。子供たちが理解しやすいよう温かみのある手書きの絵を用いて、イベント中に計2回上演しました。環境問題を身近に感じてもらう良い機会となったと感じています。

〇竹ペレット製品「こうべ竹太郎」の販売
竹ペレット製品「こうべ竹太朗」の販売では、輪投げや紙芝居を通じて竹について知っていただいた後、その竹を有効活用する具体的な形として商品をご紹介・販売しました。
来場者の方々からは「竹でできているなんてすごい!」「落としても割れにくいのがいいね」といった驚きの声をいただきました。特に介護関連でお仕事をされている方からは「こういうのが介護の現場に必要。もっと広まってほしい」という心強いご意見もいただきました。

イベント前日には、NHK神戸「リブラブひょうご」のSDGsマルシェ特集が放送され、私たちの活動や「こうべ竹太郎」を紹介していただきました。その影響もあり、「番組を見て気になって来ました」と声をかけてくださる方も多くいらっしゃいました。
また、輪投げや紙芝居に参加されたお子さまの保護者の方にも、竹の配合方法や活用の理由について説明し、ご理解いただいた上でご購入いただくことができました。
こうべ竹太郎の商品化の詳細は、過去の活動報告をご覧ください。
〇発表
発表では、①放置竹林問題とは何か、②私たちの活動内容、③放置竹林問題の課題、④今後の活動の4つに分けてお話ししました。これまでの発表では、放置竹林問題と私たちの活動内容に重点を置いていましたが、今回は今学期の授業で私たちが議論してきた「なぜ放置竹林問題は解決されないのか」「解決には何が必要なのか」という点に重点を置き、参加者の皆さまと共に解決方法を考えていきたいという姿勢で発表しました。
他の団体の方も発表されていた中で出番が最後だったため緊張しましたが、多くの方にお聞きいただき嬉しく感じました。

〇イベントを終えて
テレビをご覧になって来場された方も多く、私たちの活動が皆さまに届いていることを実感できました。ブースには100名以上の方にお立ち寄りいただきました。来場者の皆さまには、イベントで配布されたシールにメッセージを書いてボードに貼っていただきました。参加メンバー一同、いただいたメッセージを喜んで拝見しました。放置竹林問題や私たちの活動が、ご来場いただいた方々に少しでも伝わっていれば幸いです。
<今後に向けて>
4月から新年度が始まり、新1回生が入学します。共に活動できる仲間が増えるよう、頑張っていきます。ご興味を持った甲南大学生の方は、ぜひ地域プロジェクト「SDGs実践プロジェクト」の履修をご検討ください。
学部・学年問わず参加可能で、学生時代に何かに打ち込みたい、就職活動でアピールできるガクチカを作りたい、環境問題に取り組みたい1~3回生や、学生生活の最後に挑戦したい4回生など、幅広く歓迎します。
文責:目的・準備段階-マネジメント創造学部2回生 岡田透和
実施内容―経営学部1回生 山本美悠
発表―文学部4回生 大山まち