Konan University Library

図書館ガイダンス -文学部・社会学科- [03/10]

3. インターネットで学術情報を探す

3-1. インターネットで学術情報を収集するポイント

「情報検索」をするときは、『Google』を使用することが多いと思います。
『Google』を使った時にどんな情報がヒットするか、改めて確認してみましょう。

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この教材を確認しながら実習できるように、ブラウザのウィンドウをもう一つ開いてください。
または、自分のスマホを使っても構いません。(学内Wi-Fi “konan-net” に接続してください。)

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【課題1】 Googleで「アイスクリーム」をキーワードに検索して、どのような情報がヒットするか確認してみましょう。

評判のアイスクリーム屋さんを調べたり、アイスクリームに関するニュースを調べたり、そもそも”アイスクリームとは何か”を調べたり、とても便利ですね。

Googleの検索結果やネットニュースなどは、検索する端末の閲覧履歴や検索している場所の情報を元に自動的に選別されています。そのため、大学の端末とスマートフォンでは検索結果が違っているかもしれません。自分の検索結果と隣の人の検索結果も異なりますし、位置情報をONにしている場合は、移動するだけで検索結果が変わります。
このように、表示されている情報は「自分好み」に偏っていることを意識しておきましょう。

集めた情報をレポートや論文に使用できるかは、よく検討する必要があります。
例えば、オンライン百科事典のWikipediaは、更新も早く新しい言葉も多く収録されているので、情報検索の糸口をつかむにはとても便利です。ただ、誰でも編集ができるので、信頼性が低いと言われます。信頼性の低さを補うためには、他の百科事典や文献なども調べてみる必要があります。

大学や研究機関のサイトからは、よく学術研究成果が公開されています。ただ、広報が目的の場合は情報の性質が異なるので少し注意しましょう。「日本アイスクリーム協会」のような業界団体のページも、統計資料など役に立つ情報が多く公開されていて有用です。

SNSでたくさんの人が「おいしいアイスクリーム屋さん」とおすすめされているお店の情報はどうでしょうか。「おいしい」は主観なので学術情報としては利用できませんが、この情報には食べてみたくなるという強い効果があります。学術的に調べるのであれば、実際に「おいしい」かどうか食べてみる、のではなく、多くの人が「おいしい」と感じる理由を探求することになります。

インターネットに限らず、情報を集めるときは
 ①だれが発信した情報か、
 ②情報源は確かか、
 ③最新の情報か、
を常に確認し、冷静に多角的に検証して、信頼できる情報かどうか、よく考えてみましょう。
そのためには、本や雑誌、新聞、データベースなど、いろいろな情報源を利用する必要があります。教員など知見のある人に相談するのもよい手法です。

ちょっとした事柄であれば、Google検索が便利ですが、研究テーマに沿って学術情報を収集するためには専用のデータベースを使います。
次のページから、よく利用するデータベースの使い方をご案内します。

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