Konan University Library

図書館ガイダンス -ビジネス情報(業界・企業情報)編- [06/14]

6. 業界情報収集① 解説

業界情報とは何かと、その調べ方の案内です。

6-1. 業界情報について

業界情報は日々更新されています。気になる業界のニュースは、ネットニュースや新聞で追いかけるとよいでしょう。
ただし、新しい情報が多いからこそ、長期的な視野を持つことも重要です

6-2. 各業界の規模を知る

「業界トップの企業」といっても、そもそも「各業界」は規模が異なります。
それぞれの業界がどれくらいの規模なのかを知っておくと、その影響力を掴むことができます。

業界の規模について調べる前に、それを測るものさしとして、まずは「日本の規模」を掴んでおくと分かりやすいです。
総務省による『統計ダッシュボード』でGDP(国内総生産)調べると、2022年10-12月期は「561,278.1【10億円】=約560兆円(季節調整値 支出側 名目)」となっています。
GDPは変動するので、改めて現在値を調べてみてください。「国内総生産」のグラフをクリックすると、より詳しいデータも入手できます。
※マクロ経済に関するデータは、『日経テレコン』のデータ&ランキングの「マクロ経済統計」からも入手できます。

では、次に業界の規模を調べてみましょう。
インターネット上に色々なツールがあるのですが、ビジュアルライジングの『市場規模マップ』が簡単に把握できるのでオススメです。

ビジュアルライジングの『市場規模マップ』では、各業界の規模が四角の大きさで表されています。また、前年より売上げが伸びている業界は緑色に、減少している企業は赤色で表示されています。
各業界をクリックすると、業界の規模(売上高)が表示されます。拡大ボタン(プラスの虫眼鏡)を押すと右側に固まっていたより小さい業界を拡大して見ることができます。
一番大きな四角の自動車業界で、2019年度の売上高が72兆円です。もちろん、売上高を全部足すとGDPになるわけではありませんが、比較すると日本国内における自動車業界の影響力を容易に想像することができます。
また、『市場規模マップ(年指定対応版)』では、スライドバーで経年変化も確認できます。

※『市場規模マップ』は視覚的なわかりやすさを重視したものであるため、使われている値は各業界によって基準が異なります。

ただし、大きな業界=いい業界ではありませんし、売上げが落ちている業界=危ないでもありません。
それぞれに、その「理由」を調べることが重要です。

6-3. 業界情報はどこにあるか

次のページから案内する学内限定のデータベースを使うと効率的ですが、インターネット上にもたくさんの情報があります。
「業界情報」「企業情報」といったキーワードで検索できますが、誰がいつどこから集めた情報かに注意してください。
オススメは金融機関のレポートです。銀行などが行った様々な調査が、各銀行のホームページで公開されています。
また、各業界のホームページからも、情報発信されていることがあります。例えば、製パン業界には「日本パン工業会」という団体があり、パンの生産動向や食の安全への取り組みなどが公開されています。

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