Konan University Library

図書館ガイダンス -ビジネス情報(業界・企業情報)編- [10/14]

10. 企業情報収集 ③実習 eol(有価証券報告書)

有価証券報告書の簡単な読み方、データベースの使い方を案内します。
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10-1. 有価証券報告書とは

金融商品取引法第24条で、株式公開をしている会社など金融庁に対して提出を義務づけられている業務内容や業績に関する報告書です。投資家が虚偽の情報によって不当な損害を受けないようにするために制定されているもので、様式や内容も法令によって規定されています。(万が一、企業が有価証券報告書に虚偽の記載をした場合は、法的に責任を問われることになります。)

『日経テレコン』の企業情報は、数値やグラフが主ですが、「有価証券報告書」は、状況や課題、方針などが文章でもまとめられているので、数値の読み取りが苦手でも企業の状況を理解できます。
また、就職を予定している会社が、有価証券報告書を提出していない会社だとしても、業界大手の企業の報告書は確認してみてください。読み方を覚えておくと、社会人になってからも、取引先の状況確認や資金運用の参考などに役立つスキルになります。

「有価証券報告書」は、各企業のホームページで公開されていることもありますし、金融庁の『EDINET』でも利用できます。企業会計等を専門に学んでいる方は、無償で利用できる『EDINET』を使い慣れておく必要がありますが、初心者には専門的で少し使いにくいのが難点です。
また、「有価証券報告書」は、1社1期分で100ページを超えることが少なくありません。全てをPDFでダウンロードすると相当な量になります。

10-2. 『eol:総合企業情報データベース』とは

図書館から提供しているデータベース『eol:総合企業情報データベース』は、有価証券報告書を主とした企業情報のデータベースです。同業他社比較や経年比較も簡単にできる機能があるので、初めて「有価証券報告書」を使う方にはおすすめです。

まずは簡単な使い方を動画で確認してください。

【有価証券報告書のチェックポイント!】

  • 企業の概況
    主要な経営指標は、過去5年間を確認できます。
    事業の内容で正確な事業内容を確認しておきましょう。
    従業員の状況で、平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与が確認できます。
    ※平均年間給与は中央値ではないことに注意が必要です(極端に高額な給与をもらっている人がいる場合、高い方に値が寄っていることがあります。)
  • 事業の状況
    経営方針、対処すべき課題や事業などのリスク、財政状況など、経営状況を知るために必要な事項がまとまっています。
  • 過去の年度
    1年分の有価証券報告書(1Y)と、3ヶ月毎の四半期報告書(1Q)があります。推移を確認するために、過去数年は確認してください。

【アクセス方法】
学外から利用する場合は、VPN接続を使います。
すでにVPN接続をしている場合は、先に進んでください。まだ接続していない場合は、こちらを参考にVPN接続を行ってください。

eol : 総合企業情報データベース

※後期に専門講師を招いた『eol』のガイダンスも実施する予定です。詳細はMyKONAN等でお知らせします。
2022年度のガイダンス(録画)はこちらから

 

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