ゼミの紹介
皆さん、ピーター・パンをご存知ですか？
今、皆さんが頭に思い浮かべたピーター・パンは、おそらくニセモノです。本物は約100年前に、イギリス（スコットランド）人の作家Ｊ・Ｍ・バリーによって生み出されました。
このゼミでは、前期はピーター・パンがフック船長と闘うPeter and Wendy (1911)を読んでいきます。それと同時に、作者バリーについても文献によって調べ、受講生諸君に発表してもらいます。テクスト読了後は、原作をディズニーと比較し、さらに文献を使って、ディズニーにはどのような問題点が指摘されているのかを調べ、皆で議論します。
後期は、まずピーター・パン出生の秘密が明かされるPeter Pan in Kensington Gardens (1906)を読み、皆で衝撃を受けます。その後、Peter and Wendyの元となった芝居Peter Pan (1904)を読み、ゼミ内で皆で上演しましょう。
ゼミの進め方
毎回一人または二人の担当者が司会進行します。まず担当者が登場人物やセッティングなどを発表します。その後、各受講者から議論するテーマを出してもらい、議論していきます。ゼミ参加にあたっては、司会担当者、他の受講生共に、事前の十分な準備およびディスカッションへの参加が必須となります。それなりの量の英語および日本語文献を読むことが必要になります。
これまでの卒論テーマ
TBA
その他
このゼミの目的：
たくさんの英語・日本語文献を読み、深読み力をつける。
その深読み力をもとに、ブンガク作品への愛を育む。
ゼミの活動を通して、卒業論文のテーマ、イメージを各自で膨らませていく（卒論のテーマはゼミの内容には縛られません）。
受講生諸君をディズニーの呪縛から解き放つ。
担当者の関心
イギリス文化・文学。D.H.ロレンス。モダニズム。
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