ゼミの紹介

・なぜ英語のlatterとladderは、綴りが違うのに発音が同じなのでしょうか。
・なぜ日本語の「ですよ」の「です」と「ですか」の「です」が違う発音なのか。
・なぜ英語のMcDonald’sは日本語でマクドナルドになるのか。

この疑問の答えはすべて同じです。英語も日本語も言葉の発音は音韻規則によって決定されているということです。当ゼミでは、物理的な音声と抽象的な意味とのつながりになるこの「音の規則」に焦点を当てます。主に取り上げるトピックは(1)音韻規則の特徴とその見つけ方、(2)規則と規則の関わり方、(3)音韻規則の獲得です。

このゼミでは、英語と日本語だけではなく、様々な言語から取得したデータを分析し、そのデータに潜んでいる音韻規則を発掘する作業を皆で行います。できる限り、「教えられる」より「自分で発見する」という方針で行きたいと思います。

ゼミの進め方

この授業の前期では、レクチャーとグループワークで進めて行きます。受講生は3−4人のグループを組み、一緒にデータの解析作業などに取り組みます。後期では、 私はレクチャーをしないので、受講生が興味があるトピックを選び、順番に発表します。

その他

担当者の関心

音韻論、心理言語学。人間がどのように言語の音韻組織を獲得するのか,そのメカニズムを研究している。

研究者情報