1月30日に卒研の成果発表会が行われました.今年の4年生の卒論のテーマは以下の通りです.
- 田中翔梧:擬似ラベルを用いたプライバシーポリシーの重要文識別
- 野津智哉:言語表現モデルを用いた年代ごとのヒット曲の感情分析
- 林咲希:多言語文埋め込みを利用した英語論文の検索
- 黒木翔太:レビューサイトの評価とTwitter上の評判の分析
- 中岸晴:入力文書に適した画像レコメンドシステムの開発
- 土本雄大:PU学習を用いた新型コロナウイルスに関するデマの識別
- 髙田祥平:「参考になった数」に着目したレビューの有用性予測
今年はかなりイレギュラーで,初めてのオンライン開催となりました.学生も戸惑うことが多かったかもしれませんが,幸い大きな問題はなく,無事に全員が発表を終了することができました.(むしろ例年のように聴衆の前に立って発表しなかったので,気持ち的にはずっと楽だったかもしれませんね.)
例年は3セッション並列で行うのですが,今回はオンラインだということで,トラブルがあっても大丈夫なように,余裕を持たせて6セッションで行うことになりました.余裕を持たせた分,質疑が例年2分から3分となり,少しだけ多く質問を受け付けることができるようになりました.それでもちょっと短いので,個人的には5分ぐらいに出来ればなと思っています.
あと,ちょっと気になったのは,オンラインだと原稿を手元に持って読むことができてしまうことです.学生は楽ですが,プレゼンテーションは本来(原稿やスクリーンではなく)聴衆を見て,反応を見ながら話をしないといけないので,みんなが今後社会に出て,あるいは進学してから行うプレゼンテーションのための経験としては,不十分なものになってしまいました.
何度も何度も修正して,繰り返し発表練習をすることで,ロジカルで説得力のあるプレゼン資料を作り,それに基づいて分かりやすい説明するという練習にはなったと思いますが,やっぱり対面での発表とオンラインでは緊張感が違うので,体験してほしかったような気はします.来年は状況が改善していることを祈りましょう!