進化を続けるAIの開発には、データと調教が重要であり、ここに日本にとってのチャンスが存在します。一方、AIは莫大な電力と資金を必要とし、その解決には量子技術の進化が不可欠となっています。量子技術の産業化に向けて、今何が起きているのか、産官学連携の重要性を含めて紹介いただきます。
甲南大学は「世界に通用する研究力をより良い社会の実現への貢献につなげる」ことを掲げております。
参加者の皆様と本学研究者との双方向コミュニケーションを通じて先端的な研究成果を体感いただき、
社会実装・社会貢献をさらに加速させることを目的として「甲南大学先端研究社会実装シンポジウム」を開催いたします。
日時
2025年11月21日(金) 12:30~
会場:甲南大学岡本キャンパス iCommons・甲友会館
参加申込み
(入場無料)
9月25日(木)より受付開始
プログラム
〈講演・プレゼンテーション〉 | |
---|---|
13:10 | 基調講演 |
14:00 | 特別講演 |
14:40~ | プレゼンテーション |
〈展示ブース・ポスター展示〉 | |
12:30~ |
展示ブース(教員) |
※プログラムの内容は変更する場合があります
基調講演
「AIと量子が拓くサステナブルな未来」
株式会社東芝 代表取締役社長執行役員CEO 島田 太郎 氏
(1990年甲南大学理学部物理学科卒)

©Copyright株式会社東芝
基調講演には、株式会社東芝 代表取締役社長執行役員CEO 島田 太郎氏をお迎えいたします。
新明和工業株式会社、シーメンス株式会社などを経て、2018年10月にコーポレートデジタル事業責任者(CSO)として株式会社東芝に入社されました。2019年4月より執行役常務 最高デジタル責任者(CDO)、2020年2月より東芝データ株式会社 代表取締役CEO、同年4月より東芝デジタルソリューションズ株式会社 取締役社長を歴任されています。2022年3月に株式会社東芝 代表執行役社長CEOに就任し、2023年12月より代表取締役 社長執行役員CEO 現在に至ります。
2022年5月より一般社団法人 量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)代表理事を務められています。シンポジウムでの講演にご期待ください。
特別講演
「再生医療の革新と普及を実現する機能性ゲルの創出」

長濱 宏治
NAGAHAMA Koji
甲南大学フロンティアサイエンス学部 教授
特別講演にはフロンティアサイエンス学部の長濱教授が登壇します。
近年の医療の目覚ましい進歩は、医学、薬学、生物学などの学術の進展に加え、材料や機器の進展にも基づいています。つまり、医師(医学研究者)や薬剤師(創薬研究者)に加え、材料や機器を開発するモノづくりの研究者なくして現代医療(未来医療も)は成立しません。
長濱教授は未来医療を拓く医療材料を創出する研究に取り組んでおり、研究のゴールは、創出した医療材料を社会実装して医療現場に届け、従来の医療では救えない多くの人々を救うことです。
特別講演では、次世代医療として有望視されている再生医療の革新と普及を実現する機能性ゲルの創出について講演します。

研究シーズプレゼンテーション
登壇者 | 所属 | テーマ |
---|---|---|
茶山 健二 | 理工学部・機能分子化学科 | 回すだけ!無振とうイオン液体抽出デバイス |
三好 大輔 | フロンティアサイエンス学部 | 細胞の液滴を医薬品やバイオテクノロジーの開発に活かす |
遠藤 玉樹 | フロンティアサイエンス研究科 | 金修飾DNAを用いたエクオールセンサーの開発 |
建石 寿枝 | フロンティアサイエンス研究科 | がん細胞内で働く人工DNAのデザイン |
臼井 健二 | フロンティアサイエンス研究科 | 人工小タンパク質(ペプチド)の設計・開発と医工学装置への応用 |
池田 茂 | エネルギー変換材料研究所 | エネルギー変換材料研究所の活動紹介:Materials Science for SDGs |
ブース展示
出展者 | 所属 | テーマ |
---|---|---|
今井 博之 | 理工学部・生物学科 | 河川やため池などの陸水環境で繁茂する侵略的外来植物「ナガエツルノゲイトウ」に対する有機酸の防除効果 |
日下部 岳広 | 理工学部・生物学科 統合ニューロバイオロジー研究所 所長 |
シンプルなモデル生物を使って脳と目のしくみを探る:動作原理の解明と疾患モデルの作出 |
髙吉 慎太郎 | 理工学部・物理学科 | 量子コンピュータの要素技術の理論 |
池田 茂 | 理工学部・機能分子化学科 エネルギー変換材料研究所 |
エネルギー変換材料研究所の活動紹介:Materials Science for SDGs |
茶山 健二 (大学院生:古門 龍太郎) |
理工学部・機能分子化学科 自然科学研究科化学専攻 |
イオン液体生成共抽出法を利用する最新型高速自動抽出デバイス |
梅谷 智弘 | 知能情報学部 | クラウドAIシステムを用いたサービスロボットの迅速開発 |
北村 達也 | 知能情報学部 | ゲーミフィケーションを活用した発声訓練e-Healthシステム |
新田 直也 | 知能情報学部 | DXを促進するノーコード開発ツール |
灘本 明代 | 知能情報学部 甲南デジタルツイン研究所 所長 |
甲南デジタルツイン研究所 AIバーチャル平生 |
長濱 宏治 | フロンティアサイエンス学部 | 組織再生など多目的用途に応用可能な生体適合性インジェクタブルゲル |
川内 敬子 | フロンティアサイエンス学部 | 核酸構造から拓く健康長寿戦略:医療変革と長寿の分子基盤への挑戦 |
甲元 一也 | フロンティアサイエンス学部 株式会社B-Lab 代表取締役社長 |
甲南大学発ベンチャー 株式会社B-Labの事業紹介 |
藤井 敏司 | フロンティアサイエンス学部 | アルツハイマー病の早期発症リスク評価を志向する電気化学センサ |
三好 大輔 | フロンティアサイエンス学部 | 細胞の液滴を医薬品やバイオテクノロジーの開発に活かす |
臼井 健二 | フロンティアサイエンス学部 非電離放射線生体環境総合研究所 所長 |
特定プロジェクト研究所:非電離放射線生体環境総合研究所の活動報告 |
遠藤 玉樹 | フロンティアサイエンス研究科 | 金(ゴールド)DNAで健康チェック ~あなたの尿中エクオールを計測します~ |
建石 寿枝 | フロンティアサイエンス研究科 | がん細胞内で働く人工DNAのデザイン |
曽我部 晋哉 | 全学共通教育センター フォール・プリベンション・リサーチ・センター 所長 |
世界共通の転倒予防法の開発 |
赤松 謙祐(フロンティアサイエンス学部) 檀上 博史(理工学部・機能分子化学科) 内藤 宗幸(理工学部・機能分子化学科) 鶴岡 孝章(フロンティアサイエンス学部) 髙嶋 洋平(フロンティアサイエンス学部) |
ナノ材料工学研究所 | 未利用熱マネジメントに向けた革新的熱電変換ナノ材料の開発 |
2026年度より、理工学部は4学科体制になります。(環境・エネルギー工学科、宇宙理学・量子物理工学科、物質化学科、生物学科)
※物理学科及び機能分子化学科は2026年4月募集停止
ポスター展示
未来の研究者を志す本学大学院生によるポスター展示を実施いたします。
ぜひお立ち寄りください。
参加申込み
(入場無料)
9月25日(木)より受付開始
後援団体・企業
- 大阪イノベーションハブ(公益財団法人 大阪産業局)
- 大阪商工会議所
- 関西イノベーションイニシアティブ(KSII)
- 株式会社 関西みらい銀行
- 一般社団法人 甲南大学同窓会甲南会
- 公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構
- 一般社団法人 神戸経済同友会
- 公益財団法人 こうべ産業・就労支援財団
- 神戸市
- 神戸商工会議所
- 株式会社 神戸新聞社
- 公益財団法人 新産業創造研究機構(NIRO)
- 大学都市神戸産官学プラットフォーム
- 公益財団法人 ひょうご科学技術協会
- 一般社団法人 兵庫県中小企業家同友会
- 公益社団法人 兵庫工業会
- ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム
- 株式会社 三井住友銀行
- 株式会社 みなと銀行
協力団体・企業
- 関西スタートアップアカデミア・コアリション(KSAC)
(50音順 2025年7月22日現在)