
専門教育、共通教育、正課外教育における環境リテラシーの涵養を行うとともに、「地域の課題をSDGsで考える」をテーマに本学の学生と地域の高校生が課題解決に取組む「関西湾岸SDGsチャレンジ」プロジェクトを実施いたします。
甲南大学は、各分野の専門教育と多彩な共通教育において"環境リテラシー”を育む科目を配置し、環境に関わる幅広い視野と確かな知識をもって、課題の解決と地域社会の発展に貢献することができる人材を育成しています。
甲南大学では「地域の課題をSDGsで考える」をテーマに高校生と大学生が課題解決に取組むプロジェクト「関西湾岸SDGsチャレンジ」を、朝日新聞社共催で実施しています。
これは自治体から提供された課題に対し、大学教員、自治体職員、新聞記者のサポートを得ながら、SDGsの観点で解決策を考え発表する取り組みで、人との出会いやさまざまな世代との協働作業などを通じて課題解決力を養い、自ら学び行動・発信できる人材を育成しています。
カーボンニュートラルに貢献するイノベーションを創出するため、特定プロジェクト研究所「エネルギー変換材料研究所」などカーボンニュートラル推進に関係する研究推進を行います。
エネルギー変換材料研究所は、エネルギー変換に係る科学・技術について研究を進めることを目的として2019年4月に開設された特定プロジェクト研究所です。
近年、再生可能なエネルギー資源の有効利用、低炭素・脱炭素社会の実現、水素などのクリーンエネルギーの活用などへの関心が高まっており、世界的にエネルギーの効率的な利用を目指して様々な取り組みが行われています。本研究所では、これらの社会的課題に向けたエネルギーの効果的な利用を促すためのエネルギー変換材料を中心的なテーマとして研究・教育に取り組んでいます。
また、本研究所では、国立研究開発法人科学技術振興機構から先端的低炭素化技術開発の事業を受託しております。
エネルギー変換材料研究所が実施する甲南大学独自のプロジェクトとして、太陽光を基礎とする恒久的エネルギーシステムの実現を目指して、太陽光を利用した水分解水素エネルギー製造に関する研究活動を行っています。
再生可能エネルギー資源の有効利用が期待される中、本学では、「光触媒を使った水分解水素製造」をテーマに、この課題に取り組む研究室があります。 水素は化学工業分野で多く使われているため、ほんの少しでも再生可能エネルギーに置き換えることができれば…。太陽光を使って化学エネルギーを作る、水素と光触媒の未来について、「KONAN-PLANET」にて特集記事の公開を行いましたので、ご覧ください。
甲南学園中期計画に掲げる「安心安全かつ環境にやさしいキャンパス整備」の一環として、省エネルギー推進委員会において、エネルギー消費原単位の年間1.5%削減に向けた計画を立案し、省エネルギーの推進を行います。また、「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」における「ゼロ・カーボンキャンパスワーキンググループ」へ参加し、キャンパスのゼロ・カーボン化に向けた取り組みを推進します。
甲南学園中期計画
エネルギー消費原単位年間1.5%削減
カーボンニュートラルに貢献する大学等コアリションに加盟し、カーボンニュートラルに関する産官学の情報共有とネットワークを強化いたします。
また、「ゼロ・カーボンキャンパスワーキンググループ」と「イノベーションワーキンググループ」に参加し、各グループの目標達成に貢献するよう努めます。
カーボンニュートラルに関する社会的な要請への対応及び甲南学園カーボンニュートラルに向かう取り組みの基本方針「KONAN Carbon-Neutral Challenge」に基づく具体的な施策の検討並びに実施に関する体制を構築するため、カーボンニュートラル推進委員会を設置しています。