PIXEL STORIES

PIXEL STORIES 05

思ってもみなかった。
自分の意見で、
何かが変わるなんて。

海野 朱音さん

経済学部 経済学科 4年次(2026年度取材時)
兵庫県立姫路飾西高等学校 出身

彩り教育で海野さんが成長した
5つのSTEP

  1. STEP 01 プロジェクトゼミで企業への
    企画提案に挑戦。
  2. STEP 02 自信がなくてチーム内で
    意見が言えず、モヤモヤ。
  3. STEP 03 企業の方に促され、勇気を
    出して「自分の意見」を主張。
  4. STEP 04 自分の意見がチームの
    高い評価に繋がり、自信に。
  5. STEP 05 ゼミの研究チームのリーダーを務めるまでに成長!

企業からのシビアな指摘で味わった挫折。
そこからの立ち直りが、変化の起点に。

「プロジェクトゼミ」を履修したのは、2年生の時。神戸の企業「株式会社フェリシモ」と連携し、同社が運営する「神戸ポートタワー」をテーマにした課題に取り組む、といった内容に興味を感じて、「やってみよう」と思い立ちました。
実際に私たちに提示された課題は「神戸ポートタワーの年間来場者数を30万人から60万人へと倍増するための、若者に向けた集客企画の提案」。4〜5人ほどのチームに分かれて取り組んだのですが、中間発表では、私たちのチームは散々でした。事前調査の不足や費用面についてなど、フェリシモの猪川さんから厳しい指摘をたくさんいただいて…。みんなすごく落ち込みましたが、宮本先生から「学生の時の失敗は怖くない、今のうちに失敗の経験をたくさん積んでおくといいよ」と言ってもらえ、前を向く力になりました。
実は中間発表の前に、私自身はずっとモヤモヤと考えを巡らせていたんです。「こうしたほうがいいのでは?」「こんなアイデアはどうかな?」って。でも、みんなには言えなかった。「どうせ私の意見なんか」と、いつも何にも言わずに周囲に従うタイプでしたから。そんな私の背中を押してくれたのが、プロジェクトゼミでコーチングを担当されている「株式会社はぐくむ」の平山さんです。中間発表の後のフィードバックで「もっと自分を出してみようよ」と、心を見透かされたようなアドバイスを受け、ハッとしました。

一歩踏み出す勇気が、私を取り巻く世界も、
私自身の性格も、大きく変えてくれた。

アドバイスに勇気づけられ、私は思い切って自分の意見をみんなに伝えました。「神戸ポートタワーをかたどったポップコーンバケツを作ってみては?」と。訪れた記念になるし、街でそれを持っている人を見れば、「神戸ポートタワーに行ったんだ」「私も行ってみようかな」と、興味を惹きそうだと考えたのです。チームの仲間は「それ、すごくいい!」と受け入れてくれ、そこから全員でさらにアイデアをふくらませました。「神戸市内の他のスポットでも味やデザインの違うポップコーンバケツをいくつもラインアップして、地域全体を巻き込む企画にしよう!」と。そうして練り上げていった私たちの企画は、最終発表で高い評価を受けました。費用面の資料作成では、経済学部の授業で学んだデータ分析の知識も生かし、「講義での学びが社会での実務に役立つ」という実感が得られたのも興味深かったです。
その後の私は、環境経済学のゼミで研究チームのリーダーを務めるまでになりました。以前なら 「誰かがやるだろう」と思っていたことも、自ら率先して動けるようになり、周りから任せてもらう機会が増え、議論の場でもどんどん意見を出せ、それが研究にも就活にもいい影響を及ぼしています。おかげで小売業の有名企業からの内定もいただけました。
高校までの私は、話すことが苦手で、いつも物静かな生徒でした。今ではそんなの、誰も信じてくれませんけどね(笑)。

成長につながる甲南の彩り教育

プロジェクトゼミ

専門家の指導を受けながら社会の課題に挑戦。
企業からの直接のフィードバックが成長の刺激に。

経済学部の特徴の一つである「プロジェクトゼミ」は、企業と連携し、 グループワークで実社会の課題に向けた解決策を企画・提案する、アウトプット中心の実践的な授業です。 チームビルディングのスキルアップに向け、コーチングの専門家も参加。企業担当者からの直接のフィードバックは教員の言葉以上に刺激的で説得力が感じられ、貴重な経験となっています。

教員・職員インタビュー

経済学部 講師
宮本 舞

難しい課題に挑戦するこの授業での体験を
次のステップへと繋げていってもらいたい。

プロジェクトゼミは、企業の課題に半期というタイトなスケジュールで挑む、ややハードな授業ですが、そのぶん成長も大きいと言えます。最終発表の後にも、もう一回振り返りの授業を行い、「ここでの学びを翌年以降のゼミや就活にどう繋げるか」を考えてもらいますので、学生たちも授業直後は「大変だった」と感じても、半年、一年と経つうちに、学びの価値を実感してくれているようです。海野さんはプロジェクトゼミ参加当初はおとなしい印象でしたが、今では私のゼミでチームリーダーを務め、東京での研究発表会にも挑戦するなど、大きな成長を遂げました。この授業が、彼女が変わるきっかけになったのなら、うれしいですね。