PIXEL STORIES
学生ストーリー
野嶋 美玖さん
フロンティアサイエンス学部 生命化学科 4年次(2026年度取材時)
兵庫県立長田高等学校 出身
彩り教育で野嶋さんが成長した
5つのSTEP
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STEP 01
学内で実験の面白さを知り、
大学院進学を考えるように。 -
STEP 02
アイランドシップ連携により、
学外の研究所で実験に参加。 -
STEP 03
研究報告会にも加わり、
シビアな質疑応答まで経験。 -
STEP 04
医学的知識が身につき、社会に
役立つ研究の意義を理解。 -
STEP 05
大学院への思いが強くなり、
進学対策も具体化。
同じポートアイランド内にある
神戸大学の研究室で実験を繰り返す毎日。
私は現在、近くにある神戸大学の研究室に毎日通って実験をしています。これは、フロンティアサイエンス学部が他大学や研究機関などと連携して学ぶ「アイランドシップ連携」の一環です。関わっているのは、「ストレス顆粒」の機能解析に関する研究。ストレス顆粒は、身体の中で細胞がストレスを受けたときに一時的に形成されるRNAやタンパク質の構造体で、がんの進行や治療抵抗性との関わりが注目されていますが、その詳しい働きはまだよく分かっていません。私は、この未解明な現象を明らかにすることを目指しています。甲南大学で学ぶがん研究や核酸化学の知識・技術を土台に、神戸大学の研究グループが開発した顕微鏡を活用しながら研究を進めています。
私が通う神戸大学の研究室には、複数の教員や技術スタッフが研究を行っています。定期的な研究報告会では研究成果を発表する機会もあり、研究者の方々から専門的な視点で質問や助言をいただくなど、学部生のうちから貴重な経験を積んでいます。一方で、甲南大学の研究室に戻れば、研究について相談したり議論したりできる先生方や仲間がいます。最先端の研究環境と学びを深められる環境の両方があることは、この学部ならではの魅力です。入学当初から「アイランドシップ連携」については聞いていましたが、実際に経験してみると、その環境は想像以上でした。
研究の社会的意義に気づき、
大学院で学びを深めたいと考えるように。
もともと私は生物に興味があり、大学選びで農学部などの理系学部を見るうちに、甲南大学のフロンティアサイエンス学部を知りました。「幅広い分野を横断的に学べるのも面白そう!」と感じたことが入学のきっかけです。1、2年次では企業や研究所の見学もありました。そして学内で先輩方と一緒に研究をするうちに、「実験って面白い」「大学院に進んで、もっと学びたい」という思いがふくらんできて…。それを知った研究室の先生が、一緒に共同研究されている神戸大学の先生を紹介してくださり、今のようにストレス顆粒の実験に取り組むようになったのです。ちなみに、その神戸大学の先生は甲南大学のOBでもあります。
入学時は本当に、「生き物が好き」ぐらいのふわっとした思いだったのですが、研究を通して医療分野の知識も身についてきた今は、「社会に役立つことがしたい」と意識するようになりました。それが自分の一番大きな変化です。このまま神戸大学の大学院に進み、今やっている研究をさらに深めていくつもりで、先生方から進学のためのアドバイスも受けています。その先の就職イメージはまだ固まっていないけれど、やっぱり研究に携わっていたい。これから大学院で、よりレベルの高い知識とスキルを身につければ、製薬企業や化粧品メーカーなど幅広い分野で活かせると考えています。
成長につながる甲南の彩り教育
アイランドシップ連携
ポートアイランド全体がキャンパス。
最先端の研究が集う島で実践的に学ぶ。
フロンティアサイエンス学部が位置する「神戸ポートアイランド」には、理化学研究所、先端医療センターのような公的研究機関や大学、医療や健康に関わる企業が340社を超えて集まっています。この立地条件を最大限に活かし、企業での研究を実体験できる「ナノバイオコンビニエントプラン」をはじめ、実践的な教育・研究活動を展開しています。
教員・職員インタビュー
フロンティア
サイエンス学部 教授
川上 純司
学部創成時から社会とつながってきた、
密度の濃い学びをこれからも。
フロンティアサイエンス学部は、2009年の学部立ち上げ当初から「アイランドシップ連携」を掲げ、ポートアイランドの医療産業と連携した実践的な教育を行ってきました。学生たちは日常的に、理化学研究所で研究補助のアルバイトをしたり、企業・研究機関との共同研究に参加したり。一般の方に向けた化学実験のイベントなどでは、講師役を務めることもあります。少人数の学部なので、野嶋さんのこともよく知っていますが、ずっと真面目にコツコツと研究に取り組んでいますね。実は本学部は、女子比率が全国の理学系学部の中で最も高い約50%。リケジョなんていう言葉がありますが、それが当たり前という良い伝統を引き継ぐ一人として期待しています。