ギャルリー・パンセ博物館実習展
2024年度 「複製画による鼻展」
2024年8月23日(金)~9月11日(水)会期中無休
博物館学芸員養成課程美術コース2年生の企画による展覧会「複製画による鼻展」を開催します。学芸員養成課程の一環として、アムステルダム国立美術館所蔵の17世紀オランダ絵画の複製画の中から、実習生が作品を選んで企画を構成し、額装や展示作業を行った展覧会です。複製画(印刷物)による疑似的な展覧会ではありますが、今年のテーマは絵の中に描かれた様々な鼻の形状に注目するというとてもユニークなものです。鼻に注目した解説文や鼻のカットをあしらったキャプション、テーマごとに分類された展示構成などによって、とても見応えのある展覧会ができあがりました。参加した学生たちは、この経験を来年担当する大学企画展に活かしていきます。
企画した実習生からのメッセージ
絵画を見るとなると少し難しそうで、何を見て、何を思うことが正解なのかとつい身構えてしまうかもしれません。しかし、どこに注目して、どう感じるかは自由です。今回のように、鼻に注目してみることもできます。本展覧会を通して、絵画の楽しみ方が本当に自由であることを体感していただけたらと思います。
今回は、三つの壁面にそれぞれ〈つながりを見る〉〈人間以外の鼻〉〈いろいろな鼻〉というテーマを掲げています。鑑賞の手掛かりにしてみてはいかがでしょうか。 「この作品の鼻は何鼻かな、どんな魅力があるのかな」といったことを考えながら、気楽にご鑑賞ください。