お知らせ
2021.7.02

【学生の方へ】留学を考えているみなさんへ(国際交流センター所長メッセージ)

在学生の皆さん

 

                                         甲南大学国際交流センター所長 松川恭子

 

新型コロナウイルス感染症のため昨年来、本学でも留学生の送り出し・受け入れができない状況が続いています。留学は自らを成長させることができる貴重な機会であり、海外留学を希望する皆さんにとって特につらい状況であることを国際交流センターは心苦しく受け止めています。

 

現在、日本を含め各国でワクチン接種が進められてはいるものの、世界における新型コロナウイルス感染者数の増大は、未だ予断を許さない状況です。外務省の感染症危険情報レベルは、依然としてレベル3(渡航中止勧告)もしくはレベル2(不要不急の渡航中止)です。変異株であるデルタ株による感染者の急増も懸念されています。世界情勢、日本政府の対応など状況は刻々と変化しており、本学も情報収集に努めております。

 

今後、留学プログラムを再開するには、各国のワクチン接種率の向上や、協定校との間の十分な協力体制の構築等、学生の皆さんの健康と安全が確保され、大学として責任を持って送り出せる状況になることが必要だと考えます。個々の留学先によって判断し、留学プログラムを順次再開させる可能性も含め、検討と準備を進めてまいります。

 

本学では、国際交流センターが各部局と協力し、全学部学生へのさまざまなプログラム提供を行っています。新型コロナウイルス感染症で激変する社会に対応し、ポストコロナの社会も視野に入れたオンライン留学をはじめとする新プログラムも拡充しました。教職員と学生との距離が近いという本学のアドバンテージを活かし、これまで以上に学生一人ひとりのニーズに合わせたグローバル教育を提供する「FITなリューカツ(留学活動)」に取り組んでいます。また、国際交流センター事務室向かいに位置するグローバルゾーンでは、ネイティブの教員によるイベントや留学経験を持つ先輩によるバラエティに富んだアクティビティ等が開催されており、学習相談を受けることも可能です。ぜひ活用してください。

 

今はまだ留学が難しい状況ですが、明けない夜はありません。語学力やコミュニケーション能力の向上、ポストコロナを見据えた留学計画など、国際交流センターは全力で学生の皆さんを支援します。ウェブサイトやSNSを使って留学情報を発信するとともに、個別の相談も常時受け付けております。岡本キャンパス2号館1階の国際交流センター事務室にいつでもご連絡ください。