甲南大学では、中長期留学、短期留学(エリアスタディーズ、海外語学講座)で留学する学生を対象に、危機管理オリエンテーションを開催するとともに、危機管理会社が提供する海外安全危機管理サービスおよび本学が指定する海外旅行傷害保険に加入することを義務づけています。詳細は以下をご確認ください。

危機管理オリエンテーション

危機管理オリエンテーション
甲南大学では、安全対策の一環として危機管理オリエンテーションを開催しており、危機管理会社から最新の海外安全情報や海外渡航の際の注意点、危機管理サービスの概要等を説明していただきます。
本学が提供する中長期留学、短期留学(エリアスタディーズ、海外語学講座)で留学する学生は全員、受講を必須とし、中長期留学の出発前の時期に、年に2回(7、12月)開催しています。

海外安全危機管理サービス(OSSMA)

本学が提供する中長期留学、短期留学(エリアスタディーズ、海外語学講座)で留学する学生に対し、㈱日本エマージェンシーアシスタンスが提供するOSSMA(Overseas Student Safety Management Assistance/海外安全危機管理サービス)への加入(有償)を義務付けています(但し、JSAF認定校留学を除く)。危機管理サービス加入は、昨今の世界情勢を踏まえ、予期せぬ事態に備えることを目的としています。飛行機遅延時の対応やパスポート、航空券、クレジットカード等の盗難、紛失といったパーソナル支援から、病気や怪我の際の医療機関の紹介や予約、また、事件、事故、災害等が発生した際の安否確認等まで、24時間365日、日本語での対応が可能です。さらに、重大な事件・事故・トラブル発生の際には、本学と危機管理会社が緊密に連携・情報共有しながら、対応にあたります。サービス内容の詳細は下記のとおりです。
対象

本学が提供する中長期留学、短期留学(エリアスタディーズ、海外語学講座)で留学する学生(必須)

※注意:本学が提供するプログラム以外の留学や個人的な海外渡航の場合は加入できません。

加入費用

加入者負担

※注意:OSSMAは事前会費制の留学生危機管理支援サービスであり、保険ではありません。入院、治療、検査、カウンセリングなどの医療費などは加入者本人の負担となります。そのため、本サービス加入と合わせ、別途、海外旅行保険への加入が必要となります。

※一部の短期留学を除く。

申込機関

危機管理オリエンテーションにて案内します。

※ただし、本学が開催する短期留学(エリアスタディーズ、海外語学講座)については、大学にて手続きを行うため、申込手続きは不要です。

申込方法

危機管理オリエンテーションにて案内します。

OSSMAサービス内容

渡航前

  • 騒乱など現地危険情報のアドバイス
  • 海外旅行保険の相談・アドバイス
  • OSSMAサービスについてのご質問

渡航中

  • パーソナル支援

    留学中の困りごとの相談デスク。航空機遅延時のアドバイス、航空機内で携帯電話を置き忘れしたなどなどの相談からパスポート、航空券、クレジットカード等の盗難・紛失の際に、関係機関への再発行のための支援などをします。
    パーソナル支援
  • 海外医療アシスタンス

    病気や怪我の際、お電話で安心して日本語(あるいは英語)で以下のサービスをご利用いただけます。
  • ❶医師や海外医療機関の紹介・予約(留学先・旅行先で受診をご希望の際にご利用下さい)
  • ❷海外医療機関で受診した場合など電話による通訳サポート
  • ❸医療費などの海外旅行保険請求についてのアドバイス
  • ❹医師派遣、緊急移送、日本への帰国搬送の手配、日本での受入病院の手配
  • 安否確認

    ご家族または大学の依頼に基づき会員の安否を確認します。安否が確認できない場合、大学と連携をとりながら現地大使館や警察への連絡、あるいは現地に捜索員を派遣し、安否を確認します。事件、事故、災害等が発生した場合も同様に、対象地域に滞在されている会員様の安否を確認します。
    安否確認
  • メンタルケア

    メンタルヘルスに関するご相談にも応じています。
    メンタルケア
  • 弁護士紹介

    刑事・民事を問わず法律アドバイスが必要な場合、弁護士等をご紹介します。
    弁護士紹介

海外旅行傷害保険

海外旅行傷害保険
本学が提供する中長期留学、短期留学(エリアスタディーズ、海外語学講座)で留学する学生は、本学が指定する海外旅行傷害保険に加入していただきます。留学先の大学によっては、本学指定の海外旅行傷害保険に加えて、現地での健康保険や医療保険への加入を義務付けられることがあります。

海外旅行傷害保険(例)

補償内容 保険金額
傷害死亡 1,000万円
傷害後遺障害 3,000万円
治療・救援費用 無制限
疾病応急治療・救援費用 300万円
個人賠償責任 1億円
携行品損害 10万円
航空機寄託手荷物遅延 10万円
航空機遅延 2万円

補償内容は渡航期間等によって異なります。また、毎年変更になる場合があります。
海外渡航後、現地で入院及び手術が必要となった場合、日本の健康保険は使えませんので、些細な受診・治療でも医療費が数百万円~数千万円等高額になることがあります。また、渡航先の大学やホテル等で物を壊した場合、他人にケガをさせてしまった場合等にも、高額な賠償費用を請求されることがあります。


クレジットカードに付帯する海外旅行保険をあてにされる方もおられますが、適用のためには様々な条件があるほか、補償の一般的な上限金額は低いため、深刻な病気やけがの場合には補償金額が足りないことがあります。本学が指定する海外旅行傷害保険に必ず加入してください。