春期エリアスタディーズ・マルタコースへの参加は、初めて海外に飛び出し、日本の“外の世界”を知る貴重な経験になりました。参加のきっかけは、以前よりヨーロッパに興味を持っていたこと、またあらゆる視点から国際社会や国際文化について理解を深め、加えて自分の英会話能力を向上させたいと思ったからです。
日本の“外の世界”へ飛び出した発見したことが大きく2つあります。一つ目は、日本とマルタの美点、二つ目は様々な人と交流することの大切さです。
マルタでは、留学前から想像していたよりもはるかに文化や生活環境、人々の様子などで日本との違いがありました。石鹸を使う手洗いやうがい習慣、飲食店において無料で提供される美味しい水、トイレの自動洗浄機能などはマルタと比較して、日本の素晴らしい文化や技術だと気づきました。一方で、マルタ語学学校で参加した英語の授業では、生徒一人ひとりの積極的かつ自由な発言を促す授業環境が整えられており、それにより活発な意見交換やディスカッションがもたらされていました。日本教育ではあまりない環境で、初めは戸惑いもありましたが、先生が「失敗を恐れないで」と声をかけてくださり、自信をもって自分の考えを発言し、みんなと共有することができました。生徒一人ひとりの意見を引き出す全員参加型授業は、日本教育でもより取り入れてほしいマルタの発展した文化だと感じました。またマルタでは、タクシーの運転手さんやスーパーのレジの人が、私たちの姿を見て笑顔で話しかけてくださいました。私たちの困っていることを拙い英語ながら一生懸命伝えると、理解しようと耳を傾けてくださる方や笑顔で教えてくださる方がほとんどで、とても温かい気持ちになりました。人々の温かさは日本とマルタで共通している美点だと感じます。
マルタ語学学校での授業最終日に、マルタ学生との交流の機会がありました。異なる環境で異なる教育を受けた学生との交流は、文化や言葉の違いに気づいたり、自分の考えや好きなことを英語で伝える難しさを学んだりと、お互いに勉強になる機会だったと感じます。自分と異なる意見や価値観を持つ学生も多く、自分自身の考え方にも変化を与える経験になりました。
海外留学を体験したことで、自国と海外の様々な違いや共通点、あらゆる人と触れ合う大切さなど多くの発見がありました。マルタ留学で学んだことを活かす為、外国の方を含め、自分とは異なる考えを持つ人や異なる環境で育った人など、様々な人との意見交流の機会を大切にしたいです。そして自らの視野を広げ、常に学びの姿勢を持ち続ける人になりたいです。

学部 |
マネジメント創造学部 |
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プログラム |
エリアスタディーズ |
留学国 |
マルタ |
留学先 |
マルタコース |
留学時期 |
2年次 春休み |
留学期間 |
10泊12日 |

日本の“外の世界”へ飛び出して学んだこと

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絶品マルタグルメ
地中海の中央に位置するマルタ共和国では、絶品グルメが豊富でした。米が主食である日本と比べてヨーロッパでは小麦が様々な形で食べられています。私は小麦を使ったパスタもピザもパンも大好物で、マルタ滞在期間は毎日食べられてとても幸せでした。新鮮な海の幸を使用したパスタやスープは、魚介の濃厚なうまみとさっぱりとした味つけでとても食べやすいと感じました。また、マルタのソウルフードである「パスティッツィ」が印象的でした。パスティッツィは、パイ生地にリコッタチーズやペースト状の豆などの具材を入れて焼き上げたパンのようなもので、サクサクでとても美味しく、手頃な値段で購入することができるのでおすすめです。 -
“猫の聖地”マルタ
マルタは、別名「猫島」と言われるほど猫がたくさんいて、大学へ行く道中や大学の食堂で何度も遭遇しました。マルタの猫は人に慣れており、近づいても逃げず、寝ている姿を見ることも写真を撮ることもできます。また、スリーマという町にあるインディペンデンス・ガーデンには、大きな猫の像があり、マルタと猫の長年の関係性が窺えました。美しい街並みとかわいらしい猫のショットを撮影できるマルタは、まさに“猫の聖地”だと感じました。