ユニークな「移民の国」で感じたこと

学部

文学部社会学科

プログラム

交換留学

留学国

カナダ

留学先

ケベック大学モントリオール校

留学時期

3年次後期

留学期間

8月~12月(半期)
 
 
 
 
カナダ

ユニークな「移民の国」で感じたこと

今回私は、第2外国語で取っているフランス語をもっと集中的に学びたいと思い、UQAMに留学しました。

私は「フランスの文化が好きなので絶対にフランスの大学に留学したい!」というわけではなかったのでカナダのフランス語圏にあるUQAMを選びました(学費がフランスの大学よりも安かったということも理由の一つです)。

私の留学生活の中では幸い大きな問題は発生しませんでした。苦労したことを挙げるなら、大学寮の住宅保険加入の契約をするのが難しかったことです。私の入った寮では自分で住宅保険に加入して契約書を提示しなければならなかったのですが、荷解きをしたり生活用品をそろえたりしていると、気づけば提示の期限の2日前になっていました。日本でも住宅保険の契約はしたことがなかったし、フランス語で契約の話をしないといけないのでどうすればいいのか全くわかりませんでしたが、カナダ人、フランス人、イギリス人のルームメイトにアドバイスをもらって無事に契約することができました。近くの銀行に行って対面で契約をするので、事前に聞かれそうなことを予測したり、契約で使いそうな単語を調べておくなどの準備しておいてよかったなと感じました。

カナダのフランス語はフランス本国で話されるフランス語とは少し違う部分があったので初めの2か月くらいは耳が慣れず、聞き返す場面が多かったように感じます。それでも慣れてきていろんな人とコミュニケーションできたことは自分にとって大きな自信になりました。

クラスの中ではたぶん一番不出来な生徒だったと思います。クラスになんとかついていっている感じでしたが、先生もクラスメイトも優しく、わからない部分を聞けば必ずわかるまで教えてくれました。また、フランス語専攻の日本人も何人かいて、その人たちに絶対に負けたくないという気持ちもあったので、フランス語を学ぶ環境としてはとても良い場所だったなと思います。

カナダは移民が本当に多く、人の数だけ違う背景があるということを直接肌で感じられました。街を歩いていても、フランス語、英語、スペイン語、中国語など様々な言語が飛び交っていました。まだ自分の将来について具体的に想像できませんが、このように日本では経験できないような世界で日常生活を送れたことは、ただ「フランス語を学ぶ」ということ以上の価値があったのではないかと思います。これからの生活の中でこの経験がムダにならないように日々過ごしていきたいと思います。
ユニークな「移民の国」で感じたこと
  • Real Voice.1

    ナイアガラの滝

    カナダの有名な観光地の一つ、ナイアガラの滝です。僕の住んでいたモントリオールからは夜行バスで7時間、さらにそこからカジノバスという滝近くのカジノへ向かうバスで2時間のところにあります。滝つぼのすぐ近くまで行ける船と、滝を真横から見ることのできるスポットはおすすめです。
    ナイアガラの滝
  • Real Voice.2

    ボクシング

    4つのフランス語のクラスのほかに、ボクシングのクラスも取っていました。自分より体の大きい外国人と拳を交えることは日本のジムでもなかなかないことだと思い、受講しました。専門のコーチが基本からスパーリングまで丁寧に指導してくださる質の高い授業で、半期の間で身体、精神面の成長を感じられました。
    ボクシング