私は2021年の9月から英国のリーズ大学に留学をしていました。私のリーズ大学での経験が留学を考えられている方の、お役に立てば幸いです。

＊きっかけ
私が留学に行くことを考え始めたきっかけは、大学一回生の時に行ったケニアでのボランティア活動です。そこで私は自分の英語力の無さを痛感しました。16歳の台湾から来たメンバーがスラスラと英語を話す中、私は頷くことしかできずとても悔しい思いをしました。国際社会の中で生きていく為に英語を話す能力は必須だと感じ、甲南大学の協定校の中で最も大学ランキングの高いリーズ大学に目標を定め勉強を始めました。

＊留学中に苦労したこと
私が留学中に苦労したことを全て挙げると、国際交流センターのサイトが僕の記事で埋まってしまうかもしれないというほどに苦労をしました。その中でも特に苦労したことは、日本にいる自分とイギリスにいる自分の自己の乖離です。日本の友達と日本語で会話しているときは、自分自身のことが分かっている状態で他の人と関係を築くことができますが、文化や背景が変わると私自身がどんな性格の人間だったかということがどんどん不鮮明になっていきました。私たちは若く、自己形成の発達途中にいる学生なので、自分の中の軸が無くなるというのはとても不安で恐ろしいものでした。しかし時間が経つにつれてイギリスの文化を理解し、親しい友達を作ることができるようになっていきました。

＊留学で学んだこと
このアイデンティティの危機を経て、私はより自分の中に軸ができたと今では感じることができています。これからの人生で置かれる環境が大きく変わることは何度もあると思います。そんな中でも自分を見失うことなく、自分にとって本当に大切なものは何かということを見つめ続けることができる自信がつきました。

＊留学前にしておくこと
リーズ大学にこれから行く人は自分がアジア人になること、マイノリティになることへの心構えをしておくことが大事だと思います。ほとんど1つの文化1つの人種で育ってきた私たちには想像もつかないような、苦労と刺激そして成長の世界が待っていると思います。