甲南大学に入学してから中国人の友人ができました。仲良くなり、色々話すうちに中国について様々なことを教えてもらうようになりました。しかし行ったことのない国だったこともあり、ただイメージとしてしか吸収できなくて、もやもやすることが多かったです。「それなら留学する!」といったなんの迷いもない早い決断でした。
留学生活の中で印象的だったのは、支払いや公共交通機関の利用がとても便利だったことです。中国では基本現金を使わず電子マネーでの決済が主流のため、物を買うときも、タクシーや地下鉄に乗るときもスマホ一つあれば対応できました。北京の地下鉄は路線が多く、アプリを使えば便利に移動できます。しかし最初の頃はアナウンスが分からず、慣れるのに苦労しました。
また、現地での生活を通じて中国語のリスニング・スピーキング能力がとても向上しました。留学前は頑張って話しても通じなかった発音が今では通じるようになりました。語学力が伸びたことが一番大きな変化でした。
留学前は勉強のほか現地について情報を集めていました。プラスしてやっておいた方がよかったと思うことは、現地の大学生とつながっておくことです。というのも、大学内では中国人学生との交流はほぼなく、自分からネットや知り合いの紹介、他大学での交流会の参加を通して、現地学生と知り合いになる必要がありました。しかし現地の学生は試験前から会いづらくなり、試験が終わると帰省するため、浅い交流のまま終わってしまったからです。今のネット社会を活用して留学前から現地の大学生とつながっておいた方が、交流がスムーズになると思います。
北京での交換留学は、私にとって非常に貴重な経験でした。語学力の向上はもちろん、様々な国の人との交流による成長にもつながりました。この経験を活かし、今後も中国語の学習を続け、視野を広げていきたいと考えています。 これから留学を考えている人には、ぜひ挑戦することをおすすめします。

学部 |
文学部 |
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プログラム |
交換留学 |
留学国 |
中国 |
留学先 |
北京邮电大学 |
留学時期 |
2年次後期 |
留学期間 |
8月~翌年1月(半期) |

私を成長させた中国留学

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現地での学習
授業はほぼすべて中国語で行われ、リスニング力とスピーキング力を鍛えるには最適な環境でした。最初はネイティブの話す中国語に不慣れだったため、まったく内容が分からなくて大変でしたが、毎日リスニングや会話の練習を重ねることで、次第に慣れていきました。他の留学生たちと積極的に会話することが語学上達の助けになったと思います。 -
数多くの観光地を訪問
また、留学中には万里の長城、南鑼鼓港胡同、五道営胡同、故宮(紫禁城)、頤和園、円明園等の観光地を訪れました。北京以外だと天津市や唐山市にも行きました。こうした訪問を通じて、中国の歴史や文化をより深く理解することができました。 文化体験としては、留学中に「中秋節」「国慶節」を過ごす機会がありました。