迷ったらやってみる

学部

マネジメント創造学部マネジメントコース

プログラム

語学プラス交換留学

留学国

イギリス

留学先

リーズ大学

留学時期

3年次前期~後期

留学期間

4月~翌年1月(1年)
 
 
 
 
イギリス

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ここでは私が率直に感じたこと、またこれから留学を控える人に向けて、少しでも有意義な留学実現へ向けてのアドバイスを込めて書かせていただきます。主に3つあります。

一つ目は、主体性を持って勉学に励むことの重要性です。留学先では毎日英語の勉強に励むことは当たり前のことです。授業内で与えられた課題をこなすのはもちろんのこと、自習学習にも力を入れて留学生活を送ってきました。例えば単語や文法の勉強などがあげられます。後半のアカデミックコースではもちろん課題は山の量にありますが、文献を読んでいると必ず未知の単語や文法に出会います。そのようなものを毎回見つけて調べていれば時間がかかり、効率よく勉強できません。つまり、私は学ぶために自習学習に励んできました。主体性を持って自習勉強の計画をすることが、授業内での取り組みに大きな成果をもたらし、学びの質を深めることができます。しかし、主体性をもって計画するだけで物事はうまく進みません。次に述べることがあったからこそ大きな成果を得られたように感じます。

二つ目は、失敗を恐れない挑戦する姿勢です。このパートで僕が考える失敗とは留学先での単位取得不可、挑戦する姿勢とは習ったことのない未知の学問の履修です。留学先では心理学を履修し、単位習得に励んできました。教授を含め周りの方はすべてイギリス人であったため、授業内で行う作業はすべて英語でした。また、わからないことを質問しても心理学の予備知識がなかったため、単純なことを理解するだけでも苦労しました。しかし決して逃げるようなことはせず、まずは教科書を何回も精読をすることや、録画されている講義を繰り返し聞くことで、授業についていきました。心身ともに疲労と焦りを感じる日々が続きつつも、そのような逆境だったからこそ、挑戦する姿勢を得れたと思います。しかし、上記の2つ以外にも、他に要因があったように思われます。それは次のパートにつながってきます。

三つめは異文化のメンタリティを取り入れることです。この言葉を簡単に説明すると、イギリス人の生活の仕方というのが一番近い意味かもしれません。例えば、休みの日となればどこかにショッピングに行くのが私たち日本人にとっては当たり前のことかもしれませんが、イギリスでは違います。地元のフットボールチームに応援に出向いたり、近くの国立公園で自然を堪能したり、パブや家で友人同士とお酒を飲むのが当たり前なのです。つまり、人とフットボールと自然の3つの言葉が彼らの生活の軸になっているのです。また、その際は遊ぶ時は遊び、勉強や働くときは必死にやるというのが彼らの考え方なのです。このような考えのもと、日常生活を送り彼らと過ごしていると、私の生活基準も彼らと同じようになっていったように感じます。おのずから周りの行動に後押しされ、勉学に励むことや、フットボールに対して日本以上の親しみを感じること、そして自然を堪能することで感性を磨くことをできました。勉強だけするのは留学ではなく、郷に入れば郷に従う、そのようなことも行って初めて留学生活が成り立つのだと思いました。

以上の3つのことをアドバイスとして書かせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。
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  • Real Voice.1

    歴史は語る

    休暇期間中、イギリス国内を冒険するのをお勧めします。17世紀の産業革命時に建造されたものが現代まで使われており、産業革命の底力を感じさせる風景がそこにはあるからです。また市の中心部からバスで15分も走れば、イギリスの典型的な自然が広がっています。大自然を楽しむための1つとしてハイキングが挙げられます。羊や野鳥とともに、多くの有名詩人ゆかりの場所を堪能するのもイギリスならではの娯楽でしょう。実際にコナンドイルやアガサクリスティ、ブロンテ姉妹に共通していえることは、生涯たずさわった場所には必ず自然が関わっているのです。またそのような自然は先祖代々から大切にしているイギリス人にとって、歴史の遺産ともいえるでしょう。英語の勉強だけでなく、また典型的なヨーロッパの歴史的建造物を堪能するのもありですが、歴史や自然といったことにも目を向けて感性を磨くのもイギリス留学の醍醐味だと思います。
    歴史は語る
  • Real Voice.2

    真のBritish English

    ブリティシュイングリッシュと聞けば、きれいな発音をするイメージが強いかと思われます。ですが、実際は違います。地方ごとにアクセントが異なり、典型的なイギリス英語を話す方はごくわずかの方々のみです。私の留学先の地域では、聞き取りにくい英語を話す方が多く、ヨークシャーアクセントと代名詞になるほど有名でした。ここで私が言いたいことは、独特の地方のアクセントも聞き取ってこそ本当のイギリス英語だということです。実際にその地域へ行き、地元の方と話して発音の違いを理解することに意味があるのだと思います。言葉は聞くことから始まり、相互理解して初めて成立するのですから、イギリス英語を学ぶ人たちには地方ごとのアクセントの違いにも視点を向けて勉学に励んでほしいと思います。
    真のBritish English