入学当初から気になっていた授業だったこともあり、4回生の後期で時間に余裕があることから受講を検討しました。
これまで英語は必修の授業を受講し、TOEIC対策の授業を聞いていた程度でした。授業がすべて英語で行われるといった点に魅力を感じました。これから社会に出るにあたって英語のコミュニケーション能力を高めたかったこと、もともと歴史や日本の文化に興味があったことが重なり、英語で授業を受けるということに多少の不安はありましたが、学生最後のこの機会に挑戦しようと思いこの授業を受講することを決めました。
授業では、テキストを読んできて内容をまとめて授業で発表する(リーディングレポート)や、先生の話・他の生徒のレポートを聞きながら、日本文化の移り変わりその背景、日本と諸外国とのつながりについて英語で授業を聞き意見交換を行いました。
よくある聞いて話や考えをまとめるタイプの授業ではなく、少人数ということもあって話し合いや自分の意見を話す事が多かったです。私は1,2年の時にしか英語の授業をとっていなかったので、耳が英語に慣れていなく、始めは少し戸惑いました。また、日本の文化・歴史を英語で学ぶことにおいて専門的な知識や語彙もありませんでした。授業を重ねるうちに授業にもなれ、語彙力も増えたように感じます。受講当初の不安点であった英語で授業を聞くことについては、回数を重ねるにつれて徐々に慣れていきました。また、専門的な言葉が出てきても先生がわかりやすく言い回しを変えて説明し、写真を使って例を見せてくれるなど、内容についても理解しやすく、授業を聞くことができました。
しかし、自分自身の意見やアイデアを表現する場で、考えていること、伝えたいことがあっても英語で表現することが難しい場面もありました。その時は自分の知っている言葉、ボディーランゲージを使いながらなんとか自分の意見を表現しました。
これまで日本の歴史や文化を学ぶ中で”〇〇から〇〇に変化した”と一言でまとめていたことも、この授業では”なぜか”を考えることが多く、新しい学びの多い授業でした。また日本語ではなく、英語のテキストを使っていることもあってこれまで学んでいた歴史の授業とは異なって新たな視点で考えることができました。この授業を通して、英語に触れる時間が増えたこと、新たな視点で日本の文化や芸術について学べたことで英語力とともに知識が向上し、日本文化を見つめなおすことができた時間でした。

学部 |
文学部社会学科 |
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プログラム |
学内留学 |
留学国 |
日本 |
留学先 |
ジャパンスタディーズ9受講 |
留学時期 |
4年次後期 |
留学期間 |
9月~12月(4か月間) |

学生最後の挑戦

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物怖じせずに挑戦する力
授業を受講すること自体が私のなかでは挑戦でした。そしていざふたを開けてみると英語でコミュニケーションをとることが必要でした。失敗やこれまでの経験から自分の行動を制御せずに挑戦し取り組むことに意義があると感じました。 -
日本について学ぶきっかけになった
英語力が伸びただけではなく改めて日本の文化や伝統に目を向ける時間になりました。異文化・多文化を知ることに注力するのではなく、今住んでいる自分の国について知ることも重要だと思いました。そして海外の人、海外の文化と触れた時に誇りをもって日本について話ができるような知識が身につきました。