大学院 | 自然科学研究科 生物学専攻
時水 洋和さん 兵庫県立尼崎小田高等学校 出身
#修士1年生(2024年当時) #遺伝子操作
#特定外来生物(植物) #希少な研究
関連するMission環境
環境問題への意識
環境問題をきっかけに
生物学を深められる大学へ。
先生のアドバイス
特定外来生物の問題を知り
その解決にチャレンジ。
めざす未来
研究での経験や成果を
安全な製品開発に活かす。
環境問題への意識
環境問題をきっかけに
生物学を深められる大学へ。
スーパーサイエンスハイスクールで高校時代を過ごした私は、環境問題に関するさまざまな活動をきっかけに、生物学への興味を高めていきました。大学でもさらに深く生物学を学びたいと、ハイレベルな実験機器や設備がそろう甲南大学を選びました。大学での学びに感動したのは2年次の実験実習です。高校とは違い“結果”を出すための実験が求められるので、その手順を仲間と考える中で人間関係や専門的な知識が深まりました。自由参加の補習授業のおかげで疑問もすぐに解消でき、安心して学びに取り組めました。
先生のアドバイス
特定外来生物の問題を知り
その解決にチャレンジ。
研究室選びで参考にしたのは、先生の講義で聞いたナガエツルノゲイトウのお話です。強い再生力を持つ特定外来生物のため、生態環境や農業への影響が大きな社会問題になっていました。所属している植物細胞工学研究室は、全国的にも珍しくこの植物の栽培が認められていて、脂質に関しても深い研究ができます。こうした環境を活かし、ナガエツルノゲイトウの強い再生力に脂質がどう働いているのかを探ろうと決意。まだ前例の少ない挑戦のため研究の進め方も手探りですが、だからこそ日々の小さい発見にやりがいを感じます。
めざす未来
研究での経験や成果を
安全な製品開発に活かす。
水辺に生えるナガエツルノゲイトウは、除草剤で処理をすると河川の環境を乱します。しかも特定外来生物のため他の場所へ運んでの処理もできません。たくさんの課題を解決するため大学院へ進み、現在はナガエツルノゲイトウの遺伝子を研究中。そのメカニズムを解き明かして、環境への影響がない駆除方法のヒントを見つけたいと思っています。将来的にはこうした研究の成果や経験を、安全な食品・薬品づくりに活かすことが私の目標です。活躍できる分野に出会えるよう、今後はインターンにも力を注ぎ、自分らしい活躍の場を見つけたいです。