大学院 | 自然科学研究科 化学専攻
佐野 博紀さん 徳島市立高等学校 出身
#修士1年生(2024年当時) #新たな材料
#有機半導体 #地元への貢献
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入学前後
専門性の高い実験に
学びの面白さを実感。
研究テーマとの出会い
身近なものをヒントに
追求したいテーマを発見。
将来へのビジョン
研究者として成果を残し
地元の発展に貢献したい。
入学前後
専門性の高い実験に
学びの面白さを実感。
小学校時代からサッカーに熱中し、高校3年生の夏と冬には全国大会でベスト8に。部活動に励む一方で夢中になったのが化学の奥深い学びです。そんな自分にピッタリだった進学先が、さまざまな化学の科目がそろう機能分子化学科。少人数制で先生との距離が近いのも魅力でした。入学当初のオンライン授業から先生の丁寧な指導に驚き、対面での学生実験が始まるとその専門性の高さに感動。本格的な実験作法が身につけられたり、授業で学んだ知識が実験でより深まったりと、化学の学びにますます夢中になりました。
研究テーマとの出会い
身近なものをヒントに
追求したいテーマを発見。
大学3年次では自分が何を専門にすべきか迷いましたが、昔から好きだったものづくりをヒントに、スマホやゲーム機など身近な電子機器に使われる有機半導体をテーマにしました。有機半導体は無機よりも加工・応用が簡単で、新たなデバイスづくりの夢が広がる半面、電気が流れにくい弱点を持ちます。そこで物質の合成からチャレンジできる研究室を選び、分子の重なりをより強くする設計方法を探りました。何度失敗しても前向きに研究に取り組んだ分、卒業論文が優秀賞に選ばれた時は本当に嬉しかったです。
将来へのビジョン
研究者として成果を残し
地元の発展に貢献したい。
所属する研究室の魅力は物質の合成から解析、デバイスへの応用まで、一連のものづくりの流れを体験できること。その楽しさややりがいが大学院進学の後押しになりました。合成する方法や物質の種類により、デバイスの性能が大きく左右されるため、細かく設定を変えて何度も検証を行う必要があります。地道な作業が続きますが、サッカーで鍛えられたメンタルを活かして、ひとつでも成果が出せるよう頑張っています。将来は研究者として地元・徳島の企業に就職し、今の経験を地域の発展に役立てることが目標です。