職員の取り組み

SNSでつながるMAKプロジェクト

MAKとは・・・「The Most Appealing university, Konan」の略

SNSでつながるMAKプロジェクト
【「KONANプレミア・プロジェクト」における『SNSでつながるMAKプロジェクト』について概要を教えてください】
中村

中村

学内の取り組みや学生の活躍などを学外に発信することを目的として、有志の職員メンバーが2017年度に公式Twitter(現:X)とInstagramを立ち上げたところが、プロジェクトの始まりです。大学公式SNSを通して、本学の活発な活動や取り組みをタイムリーに投稿することで、本学の魅力や活力を受験生や大学OB/OG、甲南大学に関心を持っていただける方々へお届けしています。またSNSと動画は親和性が高いことから、大学のプロモーションムービーや、MY KEYWORDという学生インタビューのムービーも作成しています。

【プロジェクトへ参加したきっかけを教えてください】
梅田

梅田

プロジェクトメンバーでもある所属部課室の先輩にお声がけいただいて、入職1年目の6月から参加しました。
自分にとっても身近なSNSを使って本学の魅力を発信することは、まだ2年目の自分にとって、所属部課室以外の情報を知るきっかけにもなり、日々勉強になっています。入職後すぐに、部局横断型のプロジェクトに誘っていただけるとは思ってなかったので、若手でも企画を提案し、実行する機会をいただけることにやりがいを感じています。

飯塚

飯塚

学生時代から、甲南大学のXやInstagramの投稿を見ており、職員になったら「この仕事をしてみたい」と思っていました。
そして、入職1年目の6月にポートアイランドキャンパスに本配属になった際、学部広報の仕事を一緒に担当していた先輩がプロジェクトメンバーとして活躍されているのを見て、自ら先輩に希望し、このプロジェクトに参加しました。現在、XとInstagramのフォロワーは3500人程(※2023年12月現在)になっており、自分の考えた企画や投稿を多くの人に見てもらえることに、すごく魅力を感じています。

中村

中村

日常生活の中でXやInstagramに触れる機会が多かったので、普段から使い慣れているSNSを活用した広報にとても興味があったということが理由の1つです。受験生や学生と近い距離・近い目線で物事を捉えられるという点も、若手だからこそ輝ける強みだと感じ、今の自分の力を発揮できる場所だと思ったからです。

【LINEスタンプも作成されていますよね】
中村

中村

最初のきっかけは、食堂でお昼休みに、同期と「なんぼーくんのLINEスタンプはないのかな」という話をしたことです。「ないなら提案してみよう!」とMAKのプロジェクトリーダーである先輩職員に相談したところ、「いいやん!やろうよ」と快諾いただき、LINEスタンプの作成が始まりました。
私の母校には大学公式キャラクターのLINEスタンプがあり、可愛くて結構人気があったんです。甲南大学公式キャラクターであるなんぼーくんの可愛さを広めたいという思いもあり、日常生活で気軽に使えるLINEスタンプを作りたいなと思いました。
2021年の10月から発売し2年ほど経ちますが、毎月継続してダウンロードがあり、周りの職員からも「とても使いやすい」と好評です。

【『SNSでつながるMAKプロジェクト』の目標を教えてください】
飯塚

飯塚

SNSを通じて、高校生や受験生、保護者やOBなど幅広い世代に甲南大学の魅力を知ってもらうことが目標です。高校生や受験生の皆さんは、オープンキャンパスやホームページ、チラシやポスターなどいろいろな情報をきっかけに、甲南大学に興味を持って入学してくれていると思いますが、SNSでの情報発信も、甲南大学に興味を持つきっかけのひとつになれば、大変嬉しく思います。数字的な面では、XもInstagramもあと少しでフォロワーが4000人に届きそうなので、今年度中に達成したいです。

【『SNSでつながるMAKプロジェクト』の活動で苦労した点や課題点について教えてください】
飯塚

飯塚

私は主にXを担当しており、昨夏の担当時には、動画投稿をメインに取り組みました。1本あたり長いものだと2時間くらいかけて編集するのですが、意外と手をかけたコンテンツの方が反応数がよくなかったりして、色々と苦労しているところです。
運用体制として、もともとXとInstagramでは、メンバー間で担当を分けて活動していましたが、最近、全員が両方を担当する体制へと変更しました。XとInstagramの両方を担当することで、それぞれの特性を理解し、「このコンテンツはXにあげた方が、フォロワーに反応してもらえるのではないか」、「この企画はInstagramに投稿した方がニーズがあるのではないか」など、各フォロワーが求めている内容に応じた情報発信をすることが今後の課題かなと思っています。

中村

中村

同じ内容を投稿するにしても、文章の構成や使用する写真・動画によって、ユーザーの目に留まるかどうかが変わってきてしまうので、そこがすごく苦労しているというか、責任を感じているところです。
私も飯塚さんと一緒でXをメインに担当しているのですが、Xでは文字数が厳密に決められているので、その限られた文字数の中でどれだけ伝わりやすい内容にできるかを考えて試行錯誤しています。

梅田

梅田

難しいと感じている点は、大学として発信したい内容と、SNSのユーザーの方が求めている内容が必ずしも同じではないので、そのバランスを取ることです。
多くの方に投稿を見ていただきたいので、甲南大学を知ってもらうために、なんぼーくんを登場させたり、季節に合わせたタイムリーな投稿も考えるようにしています。しかし、どうしてもそういった投稿ばかりになってしまうと、プロジェクトを立ち上げた時の目的である「甲南大学の魅力を発信する」ところに繋がらなくなってしまいます。そこのバランスを日々意識しながら情報を集め、工夫をした投稿を行わなければならないと意識しています。

【投稿内容を考えるうえで、どのような調査をしていますか?】
梅田

梅田

昨年、他大学のInstagramについてチーム全員で手分けをして、調査をしました。それぞれの特徴を書き出してまとめ、うまく運用している大学では、学生の出演やリールの活用等、様々な角度から工夫を凝らしていることがわかりました。

【プロジェクトを通じて得た効果や周囲の反応を教えてください】
梅田

梅田

小さいことになってしまうかもしれないですが、自分の考えた投稿にたくさん「いいね」がついたり、投稿の後にフォロワーが増えるということがあるとうれしく、すごくやりがいに感じています。多くの方に本学の魅力や活発な取り組みを届けられるように頑張りたいです。
また、最初にMAKに参加した時よりも、フォロワーやいいねの数が全体的に増えているところもとてもやりがいに感じています。

飯塚

飯塚

私がSNS担当をしていることを知って、知り合いの方から「甲南のSNSの投稿を見たよ」と言っていただく機会が増えました。また、このプロジェクトに参加して1年半ぐらいになりますが、始めた頃よりも自分が企画した投稿にいいねやコメントなどの反応が増えているので、嬉しく思います。フォロワー数についても、継続的に増えており、目に見えて数字で結果がでるのも、やりがいを感じます。

中村

中村

Instagramでは通常投稿に加え、アドミッションセンターと連携したオープンキャンパス広告もおこなっています。Instagramを通してオープンキャンパスの申込に繋がったケースも多くあったことで、SNSを活用した情報発信の効果を実感しました。

【部局横断型プロジェクトのメリットとデメリットを教えてください】
飯塚

飯塚

普段はポートアイランドキャンパスにいるので、なかなか岡本キャンパスに来る機会がないのですが、プロジェクトに参加したことによって、会議や撮影で岡本に来る機会が増え、岡本の職員との交流も増えたことが良かったです。また、プロジェクトメンバーは若手職員も多いので、みんなで楽しく活気的に活動できているところも魅力だと感じています。
デメリットとしては、あらかじめ企画していたものではなく、例えば「今日は夕日が綺麗だから撮影しよう」などとぱっと思いついた時に、遠隔キャンパスだと他のメンバーと一緒に動きにくかったり、すぐキャンパスを移動して撮影することもできないので、そこはちょっとやりづらいかなと思っています。

【その瞬間のひらめきで投稿していることもあるんですね】
中村

中村

Xであれば、そのときに流行っているハッシュタグや、その日のトレンドに乗っかって、投稿したりもしています。
TwitterがXに変わるときも、「#Twitter消滅」がトレンドの1位になっており、他の企業もそれに便乗したツイートをしていたので、私たちも急いで投稿しました。普段から、世間の流行や情勢にアンテナを張るということを意識しています。

中村

中村

1つ目のメリットは、飯塚さんと同じで、普段なかなか関わらない職員の方と一緒に仕事ができることです。
2つ目が、所属部署の業務とは全然違った業務内容になるので、メリハリを持って仕事ができることです。楽しみながらSNSの撮影や投稿に取り組めているので、自分的にはすごくリフレッシュできています。
デメリットは、実際今のプロジェクトで感じているというわけではないですが、1人に業務が偏ってしまうと、業務負担がとても大きくなってしまい、所属部署の業務に支障をきたす可能性があるところです。

梅田

梅田

1つ目のメリットは、さまざまな部署で働いている職員が集まり、それぞれの目線で総合的にプロジェクトに取り組んだり、自分の所属する部課室の視点では思いつかなかった考えを学べる点です。
2つ目のメリットは、専任職員として、普段の業務でも他部署と連携したり、調整したりすることはとても重要になると感じていたので、部署の垣根を超えてメンバーが集まって、プロジェクトに取り組む機会やコミュニケーションを大切にすることで、普段の業務も進めやすくなる点です。
デメリットは、先ほども中村さんが仰っていましたが、通常業務との両立です。
しっかりスケジュールを立てないと、両立が難しくなってしまうかもしれません。MAKプロジェクトでは、繁忙期は担当を外したりと、うまく助け合いながらやっています。

【今後の専任職員の在るべき姿と、みなさんのなりたい姿について教えてください】
梅田

梅田

少子高齢化が進んでいる中で、大学の運営を担っている専任職員に求められる役割はとても大きくなっています。甲南学園としての方針を意識しながら主体的に動くことが大切だと思います。
そのためには、自分の部署の業務だけではなく、こうしたMAKのような部局横断型プロジェクトをはじめとして、他部署の職員や教員と連携し、大学全体のために動くことのできる職員が求められていると感じています。
自分の目指す姿としては、これは少し自分の部署の話も入りますが、大学での学生生活が少しでもよりよく充実したものになるように、窓口に相談に来た学生の声に耳を傾けて、ひとりひとりに寄り添ったサポートができるようになりたいと思っています。
学生生活支援センターは、毎日多くの学生が学生生活や課外活動のことで相談に来ていて、学生が悩んでいる問題に先輩方がすごく親身に耳を傾けています。先輩方とお話をされた後、さっきまで悩んでいたのに、解決してすっきりした様子で帰っていく学生の姿や、気づきを得て成長していく様子を見て、自分もそういった先輩のような職員になりたいなと思います。
MAKでの活動を通じても、所属部署とは違う視点で、大学の魅力を考え、他部署とも連携・調整しながら、本学の魅力を届けられる職員になりたいと思います。

中村

中村

課題意識を持ち、受け身ではなく、自ら考えて行動に移すことができる職員になりたいなと思います。
先ほど梅田さんのお話にも出ていましたが、少子化で18歳人口が減っていく中で、これまで通りを続けているだけでは、学園の成長は見込めないのではないかと思います。学生から選ばれる大学であり続けるために、本学もよりよい方向に常に変革していくことが求められると思っています。学園の一員として、与えられた仕事を着実にこなしていくところはもちろん大事ですが、それだけではなく、より効率的で効果的に物事を進めていくためにはどうするのかを常に念頭におきながら、変わっていくことを恐れない柔軟さ、みたいなものを持ち合わせていきたいです。

飯塚

飯塚

大学は学生がいてこそ成り立っているものなので、職員として学生をサポートすることが一番の役割だと感じています。学生時代は職員との接点があまりなく、近寄りがたい存在に感じていたので、真摯に寄り添っていくような、そんな職員になっていきたいです。
また、ポートアイランドキャンパスに所属していて、やはり岡本キャンパスとの接点が学生もあまりないと感じるので授業やイベントを通して、ポートアイランドキャンパスと岡本キャンパスが、結びつくような取り組みをしていきたいなと思います。

【最後に、甲南学園専任職員を目指す方へのメッセージを頂戴できますか】
中村

中村

入職して4年目になりますが、とにかく周りの職員に支えられて、毎日仕事ができているなと感じています。先ほども話しましたが、入職2年目の時に、同期とお昼ご飯を食べながら話をしていたことがきっかけで、LINEスタンプ作成のチャンスをもらい、約半年後には完成・販売に取りつけることができました。若手でも「やってみたい」と思ったことを、自分から提案できる雰囲気があると思っていますし、実現するにあたって、経験豊富なリーダーとなる先輩職員が上層部に提案をしてくれたり、協力会社様との打ち合わせの場につなげてくださったりと、年齢や部署関係なく力を貸してくださる方々がたくさんいる温かい職場だと感じています。これからの甲南学園を皆さんと一緒に創り上げていければ嬉しいです。

梅田

梅田

私は学生生活支援センターに所属していて学生との距離が近い業務を経験しています。毎日の業務では、どうすれば学生のためになるのかを考えて取り組んでいます。それが、誰かの人生で一度しかないとても大切な大学生活を支えていることに、私はやりがいを感じています。
甲南大学はミディアムサイズで学生との距離も近く、面倒見の良い大学を目指しているので、親身になって学生のために行動したいという思いを職員が持っているところが、私はとても好きです。
希望すれば、MAKのように若手の時から部局横断型プロジェクトに参加させてもらえました。入職3ヶ月目から企画を提案して、実行する機会をいただけましたので、入職して経験の浅い職員でもチャレンジできる風土があると感じました。

飯塚

飯塚

私は入職前、大学職員といえば、事務仕事をするイメージが強くあり、長年体育会でやってきた自分が活躍できるのかという不安があったのですが、就職してみたらMAKプロジェクトを含め、職員の仕事は想像以上に幅が広く、学園の活性化のために、1年目の若手職員でも活躍できる場がたくさんありました。甲南をよりよくしていきたいという熱意を持った方と是非一緒に働けたらと思います。

【ありがとうございました】
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