2023年度フィールド写真展のお知らせ

2023年度フィールド写真展のお知らせ

 2023年度「フィールド写真講座」の成果として

 フィールド写真展を開催いたします。

 日程は以下のとおりです。

 コロナ禍で3年の活動休止を余儀なくされましたが、今年度再開しました。ぜひ足を運んでご観覧ください。

 

 期間は2024年3月17日(日)~3月30日(土)

 初日15時~17時/平日・土曜 9時~18時

 (日祝 9時~17時/最終日9時~12時)

 場所:甲南大学5号館1階 ギャルリー・パンセ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィールド写真展2023年度

 

大学企画展:2023年度 高濱浩子「アートの時間」心の記録 ~病院における「トラウマ インフォームド ケア」プログラムより

高濱浩子「アートの時間」心の記録~病院における「トラウマ インフォームド ケア」プログラムより

2023年9月23日(土)~11月10日(金)会期中無休

 

博物館実習生が中心となって企画・運営する大学企画展、今年は、神戸を拠点に世界各地で展覧会・ワークショップを展開するアーティストの高濱浩子(たかはま・ひろこ)氏をお招きし、高濱氏が2018年から兵庫県立尼崎総合医療センターで取り組んできた、アートによる「トラウマインフォームドケア」のプログラム「アートの時間」を紹介する展覧会を開催します。

兵庫県立尼崎総合医療センターにて産婦人科医、田口奈緒氏の発案により2018年から始まった試み「トラウマインフォームドケアプログラム(アート、ヨガ、音楽)」は、コロナの影響をうけた2020年以降はオンラインで継続し、これまでのべ400名以上の患者さんやご家族の方、病院スタッフが体験しました。今展覧会では、患者として、患者の家族として、医療従事者として、外部関係者として、アートプログラムに参加した方々が語られた「ひとりの人」としての物語を、絵と言葉でご紹介します。併せて、ファシリテーターである高濱浩子氏の記録もご覧いただけます。

また、会期中の10月22日(日)には、関連イベントとして、企画者の高濱浩子さんと兵庫県立尼崎総合医療センター産婦人科部長の田口奈緒氏をお招きしてトークイベントを開催します。ぜひご参加ください。

■協力:田口奈緒(兵庫県立尼崎総合医療センター 産婦人科)

■関連イベント

トークイベント「トラウマのケアとアートを巡って」

10月22日(日)14:00~15:30

ゲスト

高濱浩子氏(出展作家・本展企画者)

田口奈緒氏(兵庫県立尼崎総合医療センター産婦人科部長、NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご理事)

聞き手 服部正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

予約不要・聴講無料

 

<チラシ表>

 

 

<チラシ裏>

このチラシは授業の一環として博物館実習生がデザインしました。

博物館実習展:2023年度 複製画による水の流れ展

ギャルリー・パンセ博物館実習展

2023年度 「複製画による水の流れ展」

2023年8月24日(木)~9月14日(木)会期中無休

 

博物館学芸員養成課程美術コース2年生の企画による展覧会「複製画による水の流れ展」を開催します。学芸員養成課程の一環として、アムステルダム国立美術館所蔵の17世紀オランダ絵画の複製画の中から、実習生が作品を選んで企画を構成し、額装や展示作業を行った展覧会です。複製画(印刷物)による疑似的な展覧会ではありますが、水がはじける様子をあしらったキャプションや、作品の見どころを紹介する解説パネル、十分に考えられた展示構成によって、魅力的な展示空間ができあがりました。参加した学生たちは、この経験を来年担当する大学企画展に活かしていきます。

 

企画した実習生からのメッセージ

「水」は風景画や風俗画など様々なジャンルの絵画にわたって描かれており、我々の日常生活からも切り離すことができません。本展覧会で展示されている作品の中にも漁業、牧畜、食事など多様な場面で「水」が見られます。画家によって個性がある「水の流れ」の描き方にも注目して鑑賞していただきたいです。また、「水」がどこに描かれているのか一見分からない作品も展示していますが、どこかに水との関わりが隠れているので探しながら楽しんでいただければ幸いです。

普段、当たり前にそこにあるため、あまり着目することのない水に焦点を当てることによって、あなたは「水」の新たな側面に気付けるかもしれません。

 

 

 

<DMおもて>

申請展:甲南アトリエ「山室眞二のじゃがいもデ版画 ワークショップ」成果発表展

 

2022年11月15日(火)~11月24日(金)会期中無休

 

 

2022年11月5日(土)に開催した、人間科学研究所主催の甲南アトリエ「山室眞二のじゃがいもデ版画ワークショップ」にご参加いただいた皆さんが制作したいも版画作品の展覧会です。版画家として活躍中の山室眞二さんは、じゃがいも版画独自のしっとりとしたやわらかな質感や、その素材や技法の手軽さに魅せられて、独学でいも版画を制作してきました。今回のワークショップでも、使用した材料や道具はじゃがいも、カッター、つまようじなど、どのご家庭にもある身近なものばかりですが、おひとりおひとりの彫り方、刷り方、色の使い方などの違いによって、それぞれに味わいのある素敵な作品ができあがりました。ワークショップはオンライン(Zoom)で実施され、阪神間にとどまらず、遠方にお住いの方にもご参加いただくことができました。

メールやオンラインでのコミュニケーションが主流となる現在、いも版画という手軽で奥深い創作の世界の楽しさを知っていただき、作品を通してコミュニケーションのきっかけとしていただけましたら幸いです。

また、山室眞二さんの手による、いも版画の作品の数々も展示しております。アイデアに満ちた、小さくも美しい世界をどうぞお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

【講師プロフィール】

山室 眞二 (やまむろ・しんじ)

1939年横浜生まれ。

横浜市立大学数学科卒業。

建設省(現・国土交通省)などに勤務ののち、民間財団を経てシンジュサン工房主宰。いも版画の制作や装幀・造本を行う。 小学生の頃から続けていた木版画の技術をもとに独学で試行錯誤を繰り返して習得したいも版画は、淡くやわらかな質感と明瞭なモチーフが調和した独自のもの。また画と文字との融合を目指して本造りを続け、これまで詩人や文学者、染織家などと制作した本は約70冊を超える。主な著書に『じゃがいもデ版画』(2016年、求龍堂)などがある。

 

 

大学企画展:2022年度 築山有城「放り投げて、決める」

 

ギャルリー・パンセ大学企画展

2022年度 築山有城「放り投げて、決める」

2022年9月24日(土)~11月12日(土)会期中無休

*ただし、最終日11月12日(土)9:00~14:30は入試のため関係者以外学内立ち入り禁止となります。ご注意ください。(14:30~18:00は観覧可能です)。

 

博物館実習生が中心となって企画・運営する大学企画展、今年は、神戸を拠点に多彩な活動を続ける彫刻家の築山有城(つきやま・ゆうき)氏をお招きし、展覧会を開催いたします。

1976年生まれの築山有城氏は、2001年頃から木材、金属、樹脂、紙など様々な素材を用いて立体造形や平面作品、空間構成などの多様な表現活動を行っています。素材に対するユニークな視点と新鮮なアイディアによる作品は、私たちの常識的な考え方に揺さぶりをかけ、新鮮な驚きや違和感を与えます。築山氏はまた、神戸を拠点に精力的な活動を続けるアーティストたちを中心としたグループC.A.P.(芸術と計画会議)のコアメンバーとして、六甲ミーツ・アートでの大規模な展示など、様々な企画に関わっています。

今回の展示では、これまでの活動の中から展示壁面上のインスタレーション作品2点と、過去に制作過程で描き留めてきたドローイング群をご覧いただきます。ぜひご高覧ください。

また、会期中の10月23日(日)には、関連イベントとして、出品作家の築山有城さんと、京都精華大学展示ギャラリーTerra-S キュレーターの伊藤まゆみさんをお招きしてトークイベントを開催します。ぜひご参加ください。

 

■協力:C.A.P.(芸術と計画会議)、TEZUKAYAMA GALLERY

 

■関連イベント

トークイベント「放り投げて、決める」

10月23日(日)14:00~15:30

ゲスト

築山 有城(出展作家)

伊藤 まゆみ(京都精華大学展示コミュニケーションセンター特任講師、ギャラリーTerra-S キュレーター)

聞き手 服部正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

先着80名(予約不要・聴講無料)

 

<チラシ表>

 

<チラシ裏>

 

 

博物館実習展:2022年度 複製画によるどうぶつ展

ギャルリー・パンセ博物館実習展

2022年度 「複製画によるどうぶつ展」

2022年8月18日(木)~9月15日(木)会期中無休

 

博物館学芸員養成課程美術コース2年生の企画による展覧会「複製画によるどうぶつ展」を開催します。学芸員養成課程の一環として、アムステルダム国立美術館所蔵の17世紀オランダ絵画の複製画の複製画の中から、実習生が作品を選んで企画を構成し、額装や展示作業を行った展覧会です。複製画(印刷物)による疑似的な展覧会ではありますが、動物のシルエットをあしらった可愛いキャプションや十分に考えられた展示構成によって、魅力的な展示空間ができあがりました。参加した学生たちは、この経験を来年担当する大学企画展に活かしていきます。

 

企画した実習生からのメッセージ

この展覧会は「動物」に着目し、動物の姿が可愛らしく描かれた作品を21点展示しています。

時代や国を問わず、動物の存在はわたしたちに癒しや感動、 安らぎを与えてくれます。 絵画の中には、牛、鳥、犬、猫など、さまざまな種類の動物の姿が描かれております。作品の中で自由に生きる動物たちの姿を、楽しみながら探していただけたらと思います。

自然と共にのびのび生きる力強さや、人間と共存する動物の可愛らしさに、ひとときの癒しを感じていただけたら幸いです。

 

 

<どうぶつ展DMおもて>

申請展:甲南アトリエ「光る家」をつくろう 成果発表展

2022年3月16日(水)16:00~3月22日(火)17:00

*ただし、3月19日(土)は入試のため受験者・関係者以外は学内に入ることができません

 

甲南大学人間科学研究所が毎年開催している造形ワークショップ「甲南アトリエ」を、今年は甲南大学地域連携センターとの共催で実施しました。ワークショップの講師に美術作家の森太三氏を迎え、地域の皆様、特別支援学校の生徒の皆様、障害者支援事業所の利用者の皆様など、様々な方々にご参加いただきました。

 新型コロナウイルス感染症対策として、ご自宅や学校などに森先生が作った制作キットをお届けして、森太三先生の動画デモンストレーションを観ながら、ご家族やグループで制作に取り組んでいただきました。参加者の皆様の自由で伸びやかな作品をぜひご鑑賞ください。

 

 

 

講師プロフィール

森太三(もり・たいぞう/美術作家)

1974年大阪府出身、京都市在住。

1990年代半ばより、様々な素材を用いて展覧会、ワークショップなどの作家活動を始める。

多数の個展、グループ展に出品するほか、美術館や学校、医療施設などでのワークショップも数多く行う。2014年には「STUDIO森森」設立。展覧会の企画、コーディネートや、会場デザイン、空間構成などの活動も精力的に行っている。

「六甲ミーツ・アート芸術散歩2015」公募大賞グランプリ受賞。

 

森太三先生による講評動画を後日YouTubeで公開します。詳しくは、人間科学研究所のウェブサイトをご覧ください。

https://www.konan-u.ac.jp/kihs/

 

 

甲南大学人間科学研究所兼任研究員 服部正(文学部)

中谷裕子 個展「SUBLIME(サブライム)―昇華―」

mailto: acid@avocadobanana.com

website: http://www.avocadobanana.com

 

中谷裕子 個展「SUBLIME(サブライム)―昇華―」

2021年12月6日(月)~12月24日(金)会期中無休

 

甲南大学大学院研究生・中谷裕子の個展(申請展)を開催いたします。中谷は東北電子計算機専門学校でCGを学んだ後、SNK関連会社でゲームグラフィックを担当しました。2006年にマサチューセッツ芸術大学絵画科を卒業、2021年に甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻修士課程を修了しました。

 

タイトル「SUBLIME」には、心理学や化学の分野で使われる「昇華(sublimation)」という意味を取り入れた副題をつけました。これまでは貼ったり剥がしたりを繰り返す画面にこだわってきましたが、今は他者の干渉によって更新されていくイメージの変遷に惹かれています。

 

アーティストと鑑賞者は、どのように作品を「共有」するのでしょうか。本展では、新作と過去の作品を数点ずつ紹介します。そのうちのひとつは、会期中の関連イベントで姿を変えます。12月11日(土)14:00―15:30には、ギャルリー・パンセ構内で、鑑賞者に介入して頂き作品を完成させるワークショップ「ミッシングリンク(生物進化の隙間や空間)をつくろう」を開催します。また同構内12月18日(土)13:00から、ゲストアーティストAkihito-Gordon-Struggle(アキヒト ゴードン ストラグル)さんとのコラボレーションイベントとして、住吉川の草木を使ったパフォーマンス「生け花“時の断片”」を開催します。

 

美術家バーネット・ニューマンは、『崇高はいま』(三松幸雄訳)のインタビューの中で、「私が望んでいるのは、私の絵画が誰かに対して或る衝撃力をもつことなのですが、それは―私の絵画が私に対してそうしたように―彼に固有の全体性についての感情を与え、固有の分離性を、固有の個人性を与え、また同時に、同じように互いに分離されている他者たちとの結びつきを彼に与えることなのです」と答えています。私は原題 ”Sublime is now” に対し、リスペクトを込め” in 2021! ”を心の中でつけ、皆さんのバイブスがアガるワークショップにすることで、偉大な芸術家へのアンサーにしたいと思います。ご参加を心よりお待ちしております。

甲南大学大学院研究生 中谷裕子

 

 

■関連イベント

 

トーク+ワークショップ

「ミッシングリンクを作ろう!」

講 師:中谷裕子

開催日:2021年12月11日(土)

時 間:14:00ー15:30

場 所:ギャルリーパンセ構内

作品でしおりを作成(申込不要・参加無料)

 

コラボレーションイベント

「生け花”時の断片“」

ゲスト:Akihito-Gordon-Struggle

開催日:2021年12月18日(土)

時 間:13:00ー16:00(予定)

場 所:ギャルリーパンセ構内

住吉川の植生を使用(申込不要・見学無料)

 

<チラシ表・裏>

大学企画展:2021年度 舛次崇・富塚純光2人展〜視点と視線

ギャルリー・パンセ大学企画展

2021年度 「舛次崇・富塚純光2人展〜視点と視線」

2021年9月24日(金)~11月13日(土)会期中無休

 

11月13日(土)の入場に関しましては、公募制推薦入学試験実施のため14時からとなっております。

ご案内が当日になりましたこと、誠に申し訳ございません。

 

博物館実習生が中心となって企画・運営する大学企画展、今年は世界各地で作品が展示される国際的な美術家である舛次崇(しゅうじ・たかし)氏と富塚純光(とみづか・よしみつ)氏による展覧会を開催いたします。

1974年生まれの舛次崇氏と1958年生まれの富塚純光氏は、ともに西宮市の福祉事業所を母体として行われている「すずかけ絵画クラブ」で創作活動を始めました。その作品は、1990年代末頃から、日本各地の公立美術館や各種のアートイベントで展示されています。とりわけ、アール・ブリュットやアウトサイダー・アートと呼ばれる分野で高く評価されており、2000年代後半からはヨーロッパ各地の美術館でも幾度も紹介されてきました。

目の前の対象物を凝視し、物体の本質に迫るような禁欲的な静物画を描く舛次氏と、過去の記憶を織り交ぜた独創的な物語を軽やかな筆触で饒舌に描く富塚氏は、作風こそ対照的ですが、ともに障害のある美術家としては日本を代表するパイオニア的な存在です。本展では、壁面を増設してリニューアルしたギャルリー・パンセの記念すべき最初の企画展として、二人の代表作約20点を展示します。

会期中の10月17日(日)には、関連イベントとして、即興ダンスの第一人者である岩下徹氏が作品からのインスピレーションによるダンスパフォーマンスを行います。アフタートークでは、すずかけ絵画クラブで二人に伴奏して来られた三栖香織さんも交えて作品の魅力を語ります。ぜひご高覧ください。

 

■関連イベント

岩下徹 即興ダンス&トークイベント

10月17日(日)13:00~14:30

ゲスト 岩下 徹(即興ダンス)

    三栖香織(すずかけ絵画クラブ・あとりえすずかけ)

聞き手 服部 正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

先着80名(完全予約制・先着順)・聴講無料

予約フォームへはこちらからアクセスしてください。

 

<チラシ表・裏>